2008年3月2日(日)全国で初めての地方開催として、新潟県豊栄市豊栄体育館にて「Stabilization Basic Seminar」が開催され、本学サッカー部学生コーチの林 遼太(健康スポーツ学科3年 静岡学園高校出身)が参加しました。
セミナーでは、トップアスリートが実践する最新のトレーニング方法から、高齢者などの幅広い年齢層の方も活用できるトレーニング方法が紹介されました。スタビライゼーションとは、身体のバランスを重視し、さまざまな筋力(主働筋・協働筋・拮抗筋や補助筋群)を鍛えるドイツ発祥のトレーニング方法です。サッカー日本代表など多くのトップアスリートが実践し話題となっています。また、このトレーニングは特別な道具は要らず、自分の体重を使ったトレーニングなので、幅広い年齢層の方も活用できることが魅力の1つでもあります。
以下は、セミナーに参加した林くんのコメントです。
「現在、サッカー部の学生コーチを務めていますが、選手のパフォーマンス向上のためにどのようなトレーニングがあるのか?特にコンディショントレーニングにおいて、「特別なマシーンや、重いプレートを使用せずに身体を鍛える方法はないのか?」そう考えてたどり着いたのがこのスタビライゼーションでした。自ら体重を使い、簡単な動作で主働筋だけでなくそのほかの筋群も鍛えられる。以前から、サッカーという競技特性を考えた場合、このようなトレーニングを取り入れた方がより有効ではないのかと思っていました。セミナーでは、1つ1つ細かいポイントを抑え、正しい動作でのトレーニングを数多く学ぶことが出来ました。今回学んだスタビライゼーションを部活で活かすとともに、機会があれば幅広い年齢の方を対象に指導してみたいと思いました。」
◆スタビライゼーションの主な3つのポイント
①基本は2人1組で行う。
・1人がプレーヤーとなり、1人がサポート役となる。
②アライメントを重視する。
・人は必ず身体にクセを持っているので、「真っ直ぐ!」と言われても曲がっている場合が多い。それをサポート役の人が修正する。
③手と足の先までしっかりと意識する。
・手足の先まで意識することで、身体全体を意識することが出来、それにより全ての筋群を使うことになる。
健康スポーツ学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/health/hs/index.html