4月20日(木)~23日(日)、東京辰巳国際水泳場にて「第82回日本選手権水泳競技大会」が開催されました。
本学からは澤田涼選手(健康スポーツ学科2年)、松金祥子(健康スポーツ学科2年)、郡山奈々(健康スポーツ学科1年)、和田麻美(健康スポーツ学科1年)の4名が日本ランキング32位相当に設定されている非常に厳しい参加標準記録を突破し出場した。
大会当日は、今年度に開催を控えている世界選手権及びアジア選手権の選考も兼ねているため、緊迫した雰囲気の中レースが行われた。オリンピック金メダリストの北島康介選手が優勝できないまま大会最終日を迎えるなど、様々な形で観客やメディアに注目された大会であったが、日本記録が9つ、派遣標準記録Ⅰ(五輪等の主要大会でメダルを狙える記録)の突破が14種目出るなど、非常にレベルの高い大会となった。
本学から出場を果たした4名の選手は、松金選手が100m自由形、200m自由形の2種目に出場。郡山選手が200m自由形、400m自由形の2種目に出場。和田選手が50m平泳ぎ、100m平泳ぎ、200m平泳ぎの3種目に出場したが、3選手とも残念ながら予選で敗退。一方、澤田選手は200m個人メドレー、400m個人メドレー、200m自由形、400m自由形の4種目に出場し、400m自由形で予選を12位でB決勝(9-16位 順位決定戦)に進出し、B決勝でも予選と同じく12位という成績を修めた。
大会を終え、下山先生は「今回行われた日本選手権は国内最大級の大会であり、全国のトップ選手が皆この大会に照準を合わせてきました。本学水泳部も昨年4月の部発足以来、この大会に向けて日々厳しいトレーニングを積んできました。昨年度の同大会では、本学の選手たちはベスト記録を更新したものの出場全種目で予選敗退でした。しかし、今年は2年生の澤田涼が400m自由形において昨年9月の全日本インカレで出した自己ベストを2秒以上短縮し、B決勝進出を果たし、12位という成績をあげることができました。彼女は高校時代までは背泳ぎの選手でしたが、身体的特性(長い手足)や何事もコツコツとやりとげる性格を生かすべく、大学から自由形中距離にも取り組んできました。今後の更なる飛躍が非常に楽しみな選手です。また、本大会出場にあたり、保護者の皆様や大学関係者の方々から激励をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。」と振り返った。また、下山先生は、新チームで臨むこれからのシーズンに向けて次のようなコメントを残した。「水泳部ではこの4月に有望な新入生10人を新たに加え、これから夏の全日本インカレに向けチーム一丸となって強化に取り組んでいきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします。」