大学院修士課程修了生の稲井卓真さん(久保研究室)の研究論文が、日本理学療法士協会が発行する『理学療法学』に掲載が決定しました。
以下に研究概要を記載いたします。
著者:稲井卓真、久保雅義、江玉睦明、高林知也、小熊雄二郎
タイトル:3次元上の股関節の動きが大腰筋の伸張率に及ぼす影響:数理モデルによる解析
【要旨】
目的:
本研究の目的は、3次元上の股関節の動きが大腰筋の伸張率に及ぼす影響を明らかにすることである。
方法:
先行研究によって報告されたパラメータから、筋骨格モデルを作成した。数理モデルを用いて、股関節の角度を変化させたときの大腰筋の伸張率を検討した。解剖学的肢位での大腰筋の筋線維長を100%とした。
結果:
大腰筋の伸張率は、股関節の伸展20度のみ(104.8%)より、股関節の伸展20度に外転20度・内旋30度を加えることでより高くなった(106.5%)。
結論:
股関節の伸展のみと比較して、股関節の伸展に外転と内旋を加えたとき、大腰筋はより伸張される可能性がある。
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http://www.nuhw.ac.jp/grad/
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