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新潟弁でラジオ体操?! ~理学療法学科 小林量作教授が考案しました!!~

2016.07.14 プレスリリース

【連絡先】新潟医療福祉大学
入試広報部 TEL:025-257-4459 FAX:025-257-4456

この度、新潟医療福祉大学 理学療法学科の小林量作教授が、新潟弁を使用したラジオ体操を考案いたしました。

小林教授は、地域の高齢者の健康増進とロコモ予防に取り組み、毎月定期的に、地域高齢者を対象とした「ふれあい・いきいきサロン」といった集まりでラジオ体操を実施しています。
その活動の中で、小林教授はラジオ体操が「①準備運動」として、また、「➁運動の習慣化の手段」として有用であると実感し、さらに、楽しく、親しみやすく運動に接することができる一つの工夫として、「新潟弁(方言)」を使用したラジオ体操の考案に至りました。

方言を使用する意図は「①親しみやすく、柔らかいニュアンスをもっている」「➁楽しい笑いを引き出す」「③子どもから高齢者まで様々な世代の関心を導きやすい」点などが、共通語と異なる点です。また、方言を使用することで地域の高齢者が参加しやすくなり、今後ますます重要性が増していくロコモ予防の普及に高い効果が期待できます。
【新潟弁】: ばかいい姿勢をとりましょうてぇ → 【共通語】:良い姿勢をとりましょう!!
【新潟弁】: がっとにげんきよぉーく     → 【共通語】:すごく元気よく!!
【新潟弁】: えきこといっぺはきましょて    → 【共通語】:息をいっぱい吐きましょう!!

今後は、同ラジオ体操をDVD化し、高齢者施設や教育機関での普及促進を検討しています。
「楽しく運動する!」という習慣化の一翼を担うべく、「新潟弁でラジオ体操」を普及いたしたく考えております。

【小林 量作 教授 プロフィール】
・新潟医療福祉大学 医療技術学部 理学療法学科 教授
理学療法学科詳細はこちら>>  http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/
・新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科保健学専攻長 理学療法学分野
・ロコモ予防研究センター センター長
<専門分野・研究領域>:高齢者の転倒予防・健康増進、神経難病、地域理学療法
<資格>:理学療法士
<現在の所属団体・学会等>:日本理学療法士学会、日本公衆衛生学会、日本骨粗鬆症学会、新潟医療福祉学会

【ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは】
ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)は、筋肉や骨、関節などが加齢で弱ったり障害が起きたりして、「立つ」「歩く」などの機能が極度に低下する状態です。進行すると、将来、介護が必要となる危険性が高いことから、健康寿命を長続きさせるためにも中高年者のロコモ予防の重要性が呼びかけられています。