受賞研究は、『経腸栄養剤等のリン量の推定―消化吸収に関する研究』です。
慢性腎臓病で最も大切なことは、血中リン濃度を上げないようにすることです。そのためには、日常の食事で、リンの含有量が少ない食品、さらに言うと、リンの消化吸収量が少ない食品を選択する必要があります。摂食嚥下が困難になった方の場合、経腸栄養剤や濃厚流動食という形で栄養を補給しますが、これらの食品からどの程度のリンが吸収されるかは不明であり、それを推定したものです。
北林さんは、村上記念病院に勤務しながら大学院生としても研究に励み、2足の草鞋を履きながら頑張り今回の受賞に至りました。村上記念病院では毎日、慢性腎臓病患者さんの栄養ケアをしており、患者さんのために役に立ちたいという一念で研究を続けています。北林さんに続く学生がたくさん出てくることを期待しています!
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