この度、新潟医療福祉大学と国立台北栄民総合病院身体障害者センター(台湾随一の医療機関群)は、特に義肢装具および福祉用具の分野における教育、研究、臨床に関し、学術と医療の発展のため交流と相互協力に関する協定を締結することとなり、8月1日に台湾にて協定締結式を行わせていただきました。
本交流は本学が得意とする分野においてアジア一を目指す研究の一環となります。
今回の交流に関する協定締結の背景としまして、本学の卒業生である劉文隆さんの存在があります。
劉さんは、2007年に留学生として本学の義肢装具自立支援学科に1期生として入学し、学部卒業後は大学院で修士号を取得されました。現在は博士号取得に向けて研究に邁進しています。
台湾の医療技術向上のため私費で留学し、将来は母国の台湾で義肢装具に関する知識や技術の普及という大きな夢を持ち、頑張られています。
本学としましても、台湾で義肢装具に関する最新の知識や技術を普及するために、本学が保有する知的財産を惜しみなく提供したいと考えています。
協力項目の具体的内容は、以下の通りとなります。
1.研究者の交流
2.学生の交流
3.共同研究計画の推進と協力
4.会議や検討会および情報交換の計画と実施
5.技術検討会の計画と実施
今回の協定締結を機会に、台湾と日本の相互交流が、より一層活発になることを希望しています。
つきましては、国際社会に貢献する本学の取り組みを、広く県民の方々にご周知いただきたく、取材・報道くださいますようお願いいたします。
【協定締結式出席者】
新潟医療福祉大学 学長 山本 正治
義肢装具自立支援学科長 東江 由紀夫
義肢装具自立支援学分野長 阿部 薫
台北栄民総合病院 院長 林 芳郁 氏
台北栄民総合病院 副院長 陳 光國 氏
台北栄民総合病院身障重建中心 主任 詹 瑞棋 氏