10/30 勉強会
【研究報告】
担当:佐藤 (大) 先生
タイトル:検索誘導性忘却を用いた新たな運動学習パラダイムの開発
- 背景:人は,学習を繰返すことで行動のバラつきを抑制することで努力コストを低下させる.その過程において,不要な運動記憶の抑制がどのような役割を担うかは不明である.
- 目的:過剰学習中に“不要な動き”の反応抑制を取り入れることで,“必要な動き”の定着を促進できるか否かを明らかにする.
- 方法:健常成人男女を3つのグループに分類し,学習中に不要な動きを抑制する試行を取り入れ,通常の学習を行った場合と比較することで、その影響を探る.
- 結果:不要な動きを抑制する試行を取り入れたグループでは,通常の学習を行ったグループの半分の試行で同様の運動技能を獲得することができる可能が示された.
- 今後の方向性:回数による影響を排除する条件を設定するとともに,再現性を検証する.