方法:20名の健常学生(女性10名)を対象に,安静イス座位にて左耳甲介に対するtVNS : NEMOS (Cerbmed, Germany)刺激中の心電図波形を記録した.100 Hz, 250 µsの矩形波を用い,0.1 mAから刺激をはじめ,0.1 mAごとの階段法により各被験者の感覚閾値を測定し,痛覚閾値未満となる刺激強度を決定した.自律神経活動を落ち着かせるために十分な安静をとったのち,Baseline,刺激中,刺激後それぞれ3分間の自律神経活動変化を計測した.刺激条件は①3分間常に刺激をする連続刺激,②5 s On, 5 s Offを繰り返す間欠刺激,③刺激装置を装着するのみで実際には通電しないコントロール条件の3条件を被験者ごとにランダムに割り当てた.心拍数,および,得られた心拍波形から自律神経活動指標(LF/HF)を最大エントロピー法を用いて解析した.
方法:HV患者17名,健常成人17名を対象とした.全被験者に対してCT測定を実施し,第一中足骨と内側楔状骨の3次元モデルを構築した.得られた3次元モデルより,TMT関節の回旋角度,第一中足骨の捻転角度を算出し,群間で比較した.また,HV患者に限定して外反母趾角度(HVA)と第1-2中足骨間角度(IMA)を算出し,TMT関節の回旋角度,第一中足骨の捻転角度,Foot and Ankle Outcome Scores(FAOS)との相関関係を検討した.