4/9 海外短期留学報告会

【オーストラリア・アデレード大学短期留学報告】

担当:山代

  • 要旨:大学の短期留学制度を利用し、アデレード大学のMichael Ridding教授に指導を仰いだ。オーストラリアには、12月25日~3月11日の間滞在した。留学の目的は、①本学研究環境で応用可能な研究手法の確立②国際的に発信するための知識・技術の獲得③新たな共同研究環境の開拓の3つであった。大学では教授の指導の下、理学療法学科の小島先生と運動学習とTEPの関係性について実験を行い、11名のデータを取得した。その結果、運動の学習効果が高い被験者ほどTEPのP30成分が大きくなる傾向があることを明らかにした。実験のほかに日本との研究システムの違いや研究者同士の関係性の違いなど刺激を受けることが非常に多かった。TMS-EEGの手法を用いて各研究者が絶え間なく実験を行っている姿や研究の分業化が強く印象に残っている。
    研究のみを行う環境に約3カ月いれたおかげで研究マインドや英語力の重要性を再認識でき、帰国後の自分の生活に還元されている。このような機会をいただいた大学および学科に感謝し、早急に成果を形として残したいと感じている。