10/23 勉強会
【研究報告】
担当:下門
タイトル:大学入学時の体力が4年終了時の学業成績に及ぼす影響
- 目的:大学生の入学時の体力が4年終了時の学業成績に及ぼす影響を明らかにする
- 方法:2017年度に入学する新潟医療福祉大学の1年生約1000名を対象に、体力測定と質問紙調査を行い、3年半の追跡期間を設けて卒業時のGPAとの関係を調査する。重回帰分析を用い、従属変数をGPAとし、独立変数を体力と生活習慣(運動習慣、朝食など)、入試区分、学業成績に影響すると思われる社会経済的地位(Socio-economic status: SES)などとし、変数を調整して体力と卒業時のGPAとの関係を調査する。
- 結果:現在実施中であり、継続して調査を進める。
【文献抄読】
担当:齊藤
タイトル:The effect of dual-hemisphere transcranial direct current stimulation over the parietal operculum on tactile orientation discrimination.
出典:Fujimoto et al. Frontiers in Behavioral Neuroscience. 2017;11:Article 173.
- 目的:頭頂弁蓋部へのbilateral tDCSが手指の触覚機能に及ぼす影響を検証すること.
- 方法:健常成人10名を対象に,頭頂弁蓋部に対して,①bilateral tDCS,②unilateral tDCS,③sham刺激を10分間与え,刺激前後の手指の触覚方位弁別覚を計測・比較を行った.
- 結果:bilateral tDCSの方がunilateral tDCSおよびsham刺激よりも触覚方位弁別覚を有意に向上させた.
- 考察:本研究結果より,触覚情報を処理する際,両側の頭頂弁蓋部が同時に働くのではなく,一側のみが働いて互いを抑制しあっている可能性が示唆された.