椿らの論文がPM&Rに受理されました

Authors: Atsuhiro Tsubaki, Masayoshi Kubo, Ryosaku Kobayashi, Hirofumi Jigami, Kazuhiro Sugawara, and Hideaki E Takahashi

Journal: PM&R

Title: Maximum power during vertical jump and isometric knee extension torque alter mobility performance: A cross-sectional study of healthy individuals

  • 概要:地域に在住する方を対象に,様々な身体機能および能力の評価を行い,年代ごとの標準値を作成しました.また,筋力だけではなく,速度の要素を含む筋パワーも身体能力に影響する要因であることを明らかにしました.

【要旨】

  • 目的:身体機能と身体能力の標準値を示すことと,身体能力に影響する身体機能を明らかにすることである.
  • 方法:新潟市近隣に居住し,日常生活に障害のない7歳から79歳までの401名(男性210名,女性191名)を対象とした.身体機能として,握力,膝伸展筋力,ジャンプ時の最大床反力,ジャンプ時の筋パワーを,身体能力として,立ち上がりテスト(CRT)およびtimed up and go test(TUG)を実施した.各指標の年代ごとの平均値を求めるとともに,20歳以上についてはCRTおよびTUGに影響する要因を分析した.
  • 結果:身体機能の指標は20歳前後をピークに低下し,身体能力の指標は20歳以降遅くなっていった.膝伸展筋力だけでなく筋パワーもCRTおよびTUGに影響することが明らかとなった.
  • 結論:身体能力の変化には筋力だけでなく,速度の要素を含んだ筋パワーも関与する可能性が示された.