2/16 勉強会

【文献抄読】

担当:小丹

タイトル:Modulation of Short-Latency Afferent Inhibition Depends on Digit and Task-Relevance

要旨

  • 目的:SAIは運動課題によって変調され,運動のPhaseに依存して変化することが報告されている(Asmussen, 2013).本研究の目的は,Pre movementでSAIは変調されるかを明らかにすることである.
  • 方法:右利き健常成人を対象に,第2指または第5指による選択的反応課題を実施し,警告音とGo信号区間(PW1条件;警告音後100 ms,PW2条件;警告音後1 s),Go信号から筋活動開始前区間(PG条件;Go信号後100 ms)の3条件におけるSAIおよびH波振幅の変化を検討した.
  • 結果:Rest条件に比べ,PG条件においてSAIの有意な減弱が認められ,同時にH波振幅の有意な増大が認められた.またSAIは非運動指に比べ,運動指から計測した際に有意な減弱を認めた.
  • 結論:SAIはPre movement(PG条件)においても減弱することが明らかとなった.またSAIは運動に関与した筋で最も変調されることが明らかとなった.