小島らの論文がBMC Neuroscienceに受理されました

Sho Kojima, Hideaki Onishi, Kazuhiro Sugawara, Hikari Kirimoto, Makoto Suzuki and Hiroyuki Tamaki

Modulation of the cortical silent period elicited by single- and paired-pulse transcranial magnetic stimulation

BMC Neuroscience, 2013 2;14:43. doi: 10.1186/1471-2202-14-43.

http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1471-2202-14-43.pdf

要旨:

本研究は,(1)経頭蓋磁気刺激によるCortical Silent Period(CSP)と筋収縮強度との関係,(2)CSPと磁気刺激強度との関係,(2)二連発磁気刺激による短潜時皮質内抑制(SICI)および皮質内促通(ICF)とCSPとの関係について明らかにすることを目的としました.実験の結果,CSPは運動誘発電位の大きさや筋収縮強度とは関係性がなく,磁気刺激強度に強く依存して変動することが確認されました.さらに,CSPはSICIで短縮したのに対し,ICFでは変化が認められませんでした.これらのことから,SICIによる条件刺激がCSPを生成する抑制性ニューロンに影響を与えたことが示唆されました.