About Researches -研究内容について
人が滑らかな運動を遂行するには、骨、関節、筋、靱帯、末梢神経、中枢神経系など様々なレベルで各器官が滞りなく機能することが重要です。本研究所は、ヒトの感覚機能や運動機能および運動器障害に関する研究を行い、運動に関連する障害の予防と最良の治療法を開発することを目指しています。
本研究所では、様々な領域の専門家が集まり学際的に研究活動に取り組んでいます。それぞれが独立したテーマを持って活動しており、現在は下記のような研究テーマで活動しています。
1.感覚運動機能連関の神経基盤の解明
2.運動制御および運動学習過程に関する研究
3.運動刺激による神経-筋-骨格系の機能的変化に関する研究
4.運動と呼吸・循環応答および脳循環応答に関する研究
5.筋疲労時の生体反応に関する研究
6.運動機能障害に対するリハビリテーションに関する研究と開発
7.身体運動分析および行動分析に関する研究
8.健康増進のための運動プログラムの開発
研究手法としては、経頭蓋磁気刺激、脳磁図(西新潟中央病院所有)、経頭蓋直流電気刺激、誘発筋電図、近赤外線分光イメージング装置(NIRS)、脳波計、三次元動作解析装置、床反力計、筋電計、呼気ガス分析装置、連続血圧測定装置などを利用した研究になります。
- <Recent article>
- Correlation Between the Cerebral Oxyhaemoglobin Signal and Physiological Signals During Cycling Exercise: A Near-Infrared Spectroscopy Study.
Tsubaki A, Takai H, Oyanagi K, Kojima S, Tokunaga Y, Miyaguchi S, Sugawara K, Sato D, Tamaki H, Onishi H. Adv Exp Med Biol. 2016;923:159-66. doi: 10.1007/978-3-319-38810-6_21.(in press)