2025.04.11
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食べることは、私たちの健康や生活の基本です。その「食と健康」を支える専門職が「管理栄養士」です。ここでは、管理栄養士の資格や、働く場所ごとの仕事内容について紹介していきます。
管理栄養士は、栄養に関する専門的な知識と技術を使って、健康な人から病気の人まで、一人ひとりに合った食事を考えるお仕事です。国家資格で、大学などで必要なカリキュラムを学び、国家試験に合格することで取得できます。
ここからは、管理栄養士が実際に働いている場所ごとに、どんな仕事をしているのかを見ていきましょう。
主な仕事内容
・入院患者さんの栄養管理(栄養指導や献立作成)
・医師や看護師と連携して治療をサポート
・嚥下(えんげ=飲み込み)の状態に合わせた食事の工夫
ポイント
患者さん一人ひとりの病気や体調に合った食事を考える、医療チームの一員としての重要な役割があります。
主な仕事内容
・高齢者や障がいのある方のための食事の提供
・食べやすさや安全性を考慮した献立作成
・利用者の健康状態に合わせた栄養管理
ポイント
健康を維持しながら「食べる楽しみ」も感じてもらえるよう、工夫されたやさしい食事づくりが大切です。
主な仕事内容
・学校給食や社員食堂などの大量調理の管理
・食材の発注や衛生管理、スタッフの教育
・献立作成と栄養価の計算
ポイント
たくさんの人の食事を支える裏方として、安全で栄養バランスの取れた食事を届けます。調理場でのマネジメント能力も求められます。
主な仕事内容
・健康食品や加工食品、サプリメント等の商品開発
・栄養成分の表示や品質管理
・お客様への栄養アドバイスや企画立案
ポイント
「食」を商品として形にする仕事。トレンドをとらえた商品開発やマーケティングに携わるチャンスもあります。
主な仕事内容
・住民への栄養相談や健康教室の開催
・学校や保育園などでの栄養指導
・地域全体の健康づくりへの取り組み
ポイント
公務員として働く管理栄養士。地域の人々の健康を支える公共的な仕事です。
主な仕事内容
・栄養学を教える教員としての活動
・若い世代への食育(しょくいく)の推進
・研究活動や教材の開発
ポイント
次世代の栄養士や管理栄養士を育てる立場として、教育と研究の両面で活躍します。
管理栄養士は、「健康」や「生活」の根本である“食事”から人をサポートする仕事です。病院や福祉の現場、企業、行政、学校など、様々な場所で活躍でき、自分の興味や性格に合ったフィールドを選ぶことができます。
「人の役に立ちたい」「健康や食に関心がある」「将来、専門職として活躍したい」と考えている人には、とてもやりがいのある道です。ぜひ、進路の一つとして考えてみてください!
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