2025.01.23

リハビリの仕事と聞いてパッと浮かぶ職業は何個ありますでしょうか？
もしかしたら理学療法士は聞いたことがある人も多いかもしれません。
そんな人のために、リハビリの仕事を5つ紹介します！

●リハビリの仕事を5つ紹介！

①理学療法士

主に身体的な障害や疾患を持つ患者に対して、運動や手技を通じてリハビリテーションを行う専門職です。
患者が自立した生活を送れるよう支援する重要な役割を担っています。

主な業務内容

運動療法

身体の機能を改善するために、運動を用いた治療を行います。筋力トレーニングや柔軟性の向上を目的としたストレッチ、バランスや歩行の改善を目的としたトレーニングなどを行います。
患者様の身体機能の改善や日常生活の自立に向けた治療を行うことで、患者様のQOL向上を目指します。

患者が日常生活で行う作業や活動に対する支援を行う専門職です。
特に身体的、精神的、または認知的な障害を持つ人々が、自立して生活できるように支援することが主な役割です。
作業療法士は、患者が生活に必要な動作をできるようにするだけでなく、患者の生活の質（QOL）を向上させるためのサポートを行います。

主な業務内容

応用的動作能力の支援

基本動作のリハビリを行ったのち、食事・トイレ・家事といった日常の生活で必要な「応用動作」とよばれる動作のリハビリを行います。
中には木工や将棋、園芸など、趣味として行われるような動作も取り入れ、よりその人らしい豊かな生活を送れるようにサポートを行います。

「話すこと」や「聞くこと」などのコミュニケーションに障害を持った人や、
のどの機能が弱って「食べること」に障害を持った人に対して、検査や訓練などを行います。
子供から大人まで、幅広い年齢を対応します。

主な業務内容

「話すこと」・「聞くこと」のサポート

「話すこと」については、言語の問題（失語症）や吃音などに対して検査を行い、状態に応じて訓練をします。
「聞くこと」については、聞こえの障害（聴覚障害）のある方に、検査や訓練、補聴器のフィッティングなどを行います。

「義肢（義手・義足）」や、身体の機能の障害を軽減するために使用するコルセットなどの「装具」を製作し、患者様の身体に適合させます。
「医学」の知識と「工学」の知識を併せ持ち、患者様一人ひとりにあった「ものづくり」で人々が自立した生活を送れるよう、サポートする専門職です。

主な業務内容

製作

切断部位を挿入する部分である義足のソケットや、身体に密着する装具そのものを製作します。
採った型に石膏を流して固めた後、患者様の身体の形に合わせて石膏のモデルを修正します。また、必要なパーツを組み合わせ、全体の長さや位置などバランスを調整します。

鍼灸とは、鍼や灸を用いてツボを刺激し、自然治癒力を活性化して病気の治療や予防を行う、身体に優しい治療法です。
痛みやしびれの軽減だけでなく、自律神経・精神状態の安定や病気の予防にも効果があります。鍼灸師は医療、スポーツ、美容、介護・福祉など広い分野で活躍が期待されています。

主な業務内容

鍼治療

髪の毛と同じぐらいの細さの鍼をつぼに刺入し、筋肉の緊張を緩和したり、興奮した神経を安定させて、痛みやしびれを緩和する治療方法で、時には即効性を示します。
自律神経の失調を是正して、ストレスを軽減したり、食欲や睡眠を改善させて全身状態の安定を図ることも可能です。

いかがでしたでしょうか？リハビリにも様々な仕事があり、他の職種と連携しながら治療やケアを行います。
リハビリの仕事に興味を持ったら、その職業を目指せる学校のオープンキャンパスに参加してみよう！