研究の向こうに未来が見える。

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義肢装具自立支援学科

研究の向こうに未来が見える。

講師

須田 裕紀(すだ ひろのり)

最終学歴 新潟大学大学院
学位 博士(工学)
保有資格 義肢装具士
趣味 読書、料理
愛読書 そなえ、武士道、マイウェイ学長の記録
座右の銘 常に考えて追及する

3Dプリンタ・
スキャナを活用した
義肢装具の評価に
関する研究

この研究について動画で詳しく知ろう!

研究をはじめたきっかけ

近年、3Dプリンターなどの3Dデジタル技術が発展し、義肢装具業界においても、3Dプリンターや3Dスキャナーが活用されてきています。義肢装具士が患者様一人ひとりに適合した技術とモノを提供するには、再現性や無限の可能性を秘めた3Dデジタルの発展が、今後の義肢装具業界を大きく推進していくと思い、この研究を始めました。

研究内容

主に、麻痺のある患者さんが装着する下肢装具と切断者が装着する義足に3Dデジタル技術を応用した研究をしています。下肢装具では、従来の製作方法と3Dプリンターで製造した装具の強度や剛性を計測することで、3Dプリンター製の装具が臨床の場でも応用できるのかを評価しています。義足では、切断者の足を3Dスキャナで計測して、形状や大きさの変化や義足の適合性を評価しています。

この研究の先に

3Dデジタル技術が義肢装具に応用されると、客観的なデータや再現性の高いデータを基にして、より高度な技術や知識を患者さんに提供できます。また、製作作業が短縮化され、迅速に義肢装具を提供することができると推測されます。その結果、患者様の治療・リハビリテーションを早め、入院期間の短縮など、医療費の削減に繋がると考えています。

高校生へメッセージ

義肢装具分野における3D技術の応用研究は始まったばかりです。一緒に新しい義肢装具の時代を作っていきましょう。オープンキャンパスの模擬講義では、3Dデジタルを活用した義肢装具の計測結果や研究内容を詳しく紹介する予定です。ぜひ、オープンキャンパスにご参加ください。