足部内で生じている
バイオメカニクスに
関する研究
この研究について動画で詳しく知ろう!
研究をはじめたきっかけ
大学時代の卒業研究として、膝の負担を定量化する研究を行っていました。 その後、研究の面白さを感じ、好奇心だけで大学院に進学しました。進学と同時に理学療法士としても病院で勤務しましたが、患者さんの足部を変えると歩き方が良くなることを経験し、臨床で得た疑問を、解決したいと思い研究を続けています。
研究内容
専門的に、ヒトの足首から下を足部と呼びますが、足部は人体のなかで最も骨が多いパーツです。しかも小さな骨が無数に集まり、なんと28個の骨で構成されています。なぜこんなに小さなパーツなのに、骨がたくさん集まっているのでしょうか?実はそれぞれの骨には重要な役割が隠されています。私はこの足部に着目し、”扁平足”などの足部変形を伴っている方の”足部の骨”が、ランニング中にどのように動いているかを明らかにしようとしています。
この研究の先に
代表的な足部変形である土踏まずが無くなる扁平足は、多くのランニング障害を引き起こします。そのため、扁平足者の足部の動態を明らかにすることで予防法や治療法の確立に繋がることが期待できます。最終的にこの研究が奏功すれば、多くの人が健全かつ安全にランニングを実施でき、健康増進にも寄与できる社会的意義の高い研究になると考えています。
高校生へメッセージ
私は本学の卒業生で、この大学で理学療法士という夢を実現させることができました。理学療法士は患者さんに寄り添い、患者さんが元の生活に戻れるよう最後までサポートします。これほどやりがいのある仕事はありません。本学で一緒に、理学療法士という夢を実現してみませんか?