大学で得た知識や技術を、医療の質の向上に役立てる
医療情報管理学科
涌井 香奈
卒業年 |
:2014年3月 |
出身高校 |
:新潟県・東京学館新潟高校 |
勤務先 |
:一般財団法人 聖路加国際メディカルセンター |
職種・職位・資格 |
:診療情報管理士・ITパスポート・日商簿記検定試験 |
私は、病気を抱えて悩み苦しむ人や、それを支える家族、より質の高い医療を目指す医師のサポートがしたいと思ったのがきっかけで診療情報管理士を目指し、この4月から聖路加国際メディカルセンターで働きます。「どの手術が費用的に患者様の希望に近い結果が得られるのか」「似た容体の患者様に最適な処置や処方は何か」などを過去のデータから導き出して、それぞれの意思決定の役に立てる診療情報管理士の業務は、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
大学4年間で出会った、実習先やサークルでお世話になった人たちとのコミュニケーションは、自分の大きな成長に繋がったと実感しています。また、東日本大震災のボランティア活動で他学科の友人や先輩・後輩に出会い、目指す仕事は違っても医療人として見習いたい行動や考え方を感じ取れたことは、私のかけがえのない大切な財産となりました。
大学で手に入れた大切な想い出を胸に、これからの社会人生活を頑張っていきます!
- 大学で学んだことは何ですか?
- 勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
入学してから資格試験や実習など、常に目標がある環境でした。成長を望む人には、それに応えてサポートしてくれる先生が必ずいましたし、資格対策講座に先生自ら外部講師を呼んでくださったりして、大変充実したサポートがありました。また、同じ夢を目指す友人と自分たちは今何をすべきなのかを真剣に話し合ったこと、それに向けて夜遅くまで居残って勉強したことは大学時代に築いた大切な財産です。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
大学4年間で出会った人たち、友人以外にも、例えばアルバイト先や実習先、サークルでお世話になった方々とのコミュニケーションは、自分の大きな成長に繋がったと思っています。
サークル活動や東日本大震災のボランティア活動で他学科の友人や本学の先輩後輩に出会い、目指す仕事は違っても医療人として見習いたい行動や考え方を感じ取れたことは本当に多くありました。
- 今後の目標・抱負をお聞かせください。
- 大学時代同様、常に目標を持って成長したいと思っています。診療情報管理士として幅広く活躍できるよう、院内の先輩や学会で会う同業種の人と関わりを持って知識を深めていきたいと思っています。
- 本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?
- 先生方や就職センターのバックアップは、マナーや身だしなみ指導、履歴書の書き方、就活対策講座など本当に素晴らしいものばかりでした。学生数が多いにも関わらず、一人ひとりの話をしっかりと聞いてくださり、丁寧なアドバイスがいただけます。第一志望の病院に就職できたのは、就職センターの方の協力あってのことだと思います。
- 本学を一言で表すとしたら何になりますか?
- 「はしご」です。
自分が目指す夢・診療情報管理士に向かう手段、他学科との連携、たくさんの人との繋がりという意味から、「はしご」だと思いました。大学4年間、知識を積み重ねることで縦のはしごを登り、いろいろな人と出会い手を取り合って横のはしごを繋げ、自分のフィールドを広げることができました。
- 地元を離れて就職を希望した理由、就職活動で努力したことや苦労したこと、Iターン就職して良かったこと、その他現在の心境について教えてください。
- 首都圏では先進的な取り組みが活発に行われていることや、専門職同士の交流が盛んなことなど、自分が診療情報管理士として成長できる環境があると感じたので東京の病院に就職しました。いずれその環境で得られた知識や技術を地元新潟に還元できたらと思っています。
- 本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
- 本学には自分が目指す将来を構築するための環境が整っています。医療情報管理学科は特にたくさんの資格に挑戦できるカリキュラムが配置されています。同じ診療情報管理士でも、医事業務や情報処理、簿記にも精通した質の高い管理士を目指せます。診療情報管理士として共に活躍する後輩に出会えることを楽しみにしています。