思いやりのある医療ソーシャルワーカーを目指して
社会福祉学科
沢田 正樹
卒業年 |
:2020年3月 |
出身高校 |
:新潟県・長岡商業高校 |
勤務先 |
:新潟県厚生農業協同組合連合会柏崎総合医療センター |
職種・職位・資格 |
:社会福祉士・介護福祉士 |
医療ソーシャルワーカーは、病院と患者様・地域を繋ぐ仕事です。私は現在、入院・外来患者の医療費の支払いや診療に関する相談業務、社会保障制度の紹介、社会復帰に向けて関係する他職種との連絡調整などを担当しています。患者様が安心して生活を送れるよう思いやりを持って支援しています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
- 現在の仕事である医療ソーシャルワーカーが、医療・高齢・障害・児童と様々な分野で活躍していることを大学の講義で学びました。当初は、医療ソーシャルワーカーではなく、介護福祉士を目指して入学しましたが、講義や実習を通じて社会福祉士という仕事に興味を持ちました。特に病院での実習において、医療ソーシャルワーカーが病院や地域でどのような仕事をしているのかを指導者から学べたことは、自分の将来の目標を設定する大きなきっかけになりました。このように、大学での学びを通じて、医療ソーシャルワーカーが病院と地域とを結ぶ要であり、やりがいのある仕事であることを知り、今の仕事を目指すきっかけとなりました。
- 仕事で大切にしていることは何ですか?
- 医療ソーシャルワーカーは、患者さん・ご家族の人生・生活の重要な局面に関わる責任のある仕事です。その方の不安や課題に対して一緒に考え支えていくやりがいがあります。また入職当初から思いやりのある医療ソーシャルワーカーを目指しています。一人ひとりに合わせた言葉がけや提案が思いやりにつながると考えています。その方が抱える困っていることやその結果患者さん・ご家族から感謝の言葉をかけられたときもやりがいを感じます。介護保険や身体障害者手帳など多くの制度についてわかりやすく説明しなければならないためより制度に詳しくなることができます。
- 本学での学びで活かされていることは何ですか?
- 病院では一人の患者様をチームで支えるため、他の職種との連携が必要不可欠です。在学中、連携総合ゼミに参加し、一つの事例を多職種で考えることで、多面的に物事を考えられるようになりました。医療系総合大学である本学での学びは、今現場で活かされています。
- 高校生にメッセージをお願いします。
- 大学では興味のある分野、専門的に学んでみたい分野を中心に学べる場でもあります。多職種を目指す人たちと一緒に学べる場もあるため、より実践に近い学びもあります。社会福祉士は高齢、児童、障害など様々な分野で活躍できます。福祉が漠然としている方もたくさんいらっしゃると思いますが、まずは触れてみることが大切だと思います。皆さんが少しでも福祉に興味を持ってくれると嬉しいです。