ケースワーカーとして対象者に寄り添う
社会福祉学科
市川 万友里
卒業年 |
:2019年3月 |
出身高校 |
:新潟県・新潟江南高校 |
勤務先 |
:新潟市東区役所 |
職種・職位・資格 |
:社会福祉士 |
私は現在、区役所で生活保護のケースワーカーとして、生活困窮者や生活保護を利用している方からの相談に応じ、必要な援助と自立・就労に向けた支援を行っています。生活課題の解決を通してその人らしい生き方を実現できるよう継続的な支援を行っています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
- 本学在学時に行政機関や医療機関での実習を通し、複数の課題が積み重なり世帯の課題となっているために多方面から支援をしていく重要性を肌で感じました。その中で幅広い分野の業務に携わりながら福祉を必要としている方々のニーズを知りたいと思うようになり、市民にとってより身近な存在である現職を目指しました。
- 仕事で大切にしていることは何ですか?
- 人の抱える課題は個々の人生を生きる中で積み重ねられてきたものです。日々の業務を通して制度を利用される方と向き合っていく中で、現在の課題だけではなく、その背景についても広い視野を持ち理解できるよう心がけています。
- 本学の学びで活かされていることは何ですか?
- 相談者や利用者は、経済的に困窮しているだけでなく、様々な課題を抱えていることが多いため、課題を相手と整理していくためにも幅広い知識や話しやすい環境を作っていくことが必要だと感じています。本学では現場実習や日々の講義を通じて業務に必要な技法や知識を学び・実践する機会が多くあったため、その時の経験が日々の業務を行っていく上での基盤となっています。
- 高校生にメッセージをお願いします。
- その人らしい人生を送るためには、考えるための環境が必要ですが、何らかのきっかけで明日の心配しかできなくなる方がいます。福祉行政は制度等を通して生きていくための安心を提供できることが魅力の業務だと思います。進路はとても大変な決断ですが、本学科には最後まで共に考えてくださる面倒見の良い教員が沢山いらっしゃるので、安心して充実した大学生活を送っていただければと思います。