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様々な業務で眼を守る

視機能科学科

山口 夏奈

卒業年 :2021年3月
出身高校 :新潟県・村上高校
勤務先 :東邦大学医療センター大森病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

現在、眼科外来にて眼や視覚に関する検査・訓練を行っています。また、当院では眼科手術も行っているため、その手術前に必要な眼の形状や大きさ、眼内レンズの計算に必要なデータ計測なども担当しています。さらに、子どもに特有な斜視や弱視に対する訓練業務にも従事しています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
バスケットボールの部活動中にケガをすることが多く、以前から入院や手術を受けることがあったので、医療従事者の皆さんに支えていただいた経験が強く残っていました。そのため、私も将来は医療従事者を目指そうと思っていました。そんな中、高校の授業で視機能科学科の先生の模擬講義を受ける機会があり、視能訓練士を魅力的に感じたことがきっかけです。

仕事で大切にしていることは何ですか?
より高い質の医療が提供できるようにすることを大切にしています。患者様の検査を担当していると、いつもとは違う検査所見になっていることに気づくことがあります。前回来院されたときに比べて少し視力が下がっていたり、視機能の数値が少し低下していたりと、その"少し"に気づくことができるようになってきたことで、少しずつ自信がついてきています。これからも眼科診療の質を保ちながらも、迅速な検査ができるよう研鑽を積んでいきたいと思います。

本学での学びで活かされていることは何ですか?
視能訓練士が従事する医療機関だけでなく、視覚障害関連施設や福祉・保育施設など、幅広い分野の学外実習に行くことができたことが今に活きていると思います。例えば、盲学校での視覚障がいの方との触れ合い、誘導の仕方、声掛けといったことや、老人ホームでの車いすの扱いなど、眼科外来にいらっしゃる患者様に対して活かすことができていると感じています。

今後の夢や目標を教えてください。
視能訓練士は小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層を対象とする職業です。子どもの場合は集中力が長くないため、数ある検査の中から優先順位を考えたり、お年寄りの場合は負担がかからないような配慮が必要です。今後はどんな患者様にも対応できるスキルを身につけたいです。