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卒業生メッセージ

人を支える“ものづくり”のプロへ!

義肢装具自立支援学科

土田 祥成

卒業年 :2012年3月
出身高校 :新潟県・三条東高校
勤務先 :有限会社 須田義肢製作所
職種・職位・資格 :義肢装具士・福祉用具プランナー

私が義肢装具士に興味を持ったのは、“医療”と“ものづくり”に携わることのできる唯一の専門職だったからです。小さいころから工作が好きだった私は、高校の進路選択の際、“医療”と関連づけてこの「義肢装具士」という仕事に出会いました。現在、私はその夢をかなえ、病院で医師や他の医療専門職と連携しながら装具の製作を行っています。
大学1年次に学んだ解剖学や運動学などの医学知識は、装具製作の際に身体をイメージする上で非常に役立っています。また、製作実習で実際に切断者の方を招いての採型やモデル修正の体験も、義肢装具士となった現在でも活かされています。さらに、本学科では福祉用具・機器に関する授業が数多くあり、車いすの講義や福祉用具プランナーの勉強、そして臨床実習での経験は、福祉用具の選定や車いす修理の際に大きな力となっています。
現在、日本は深刻な高齢化社会となり、寝たきりや要介護となる高齢者が増加しています。そうした中で、私は今まで以上に他の医療専門職と連携し、訪問リハビリなどでの装具の使用状況や適合具合などを把握し、寝たきりを防ぐために、高齢者の装具生活に寄り添っていきたいと考えています。

Q&A

大学で学んだことは何ですか?
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
1年時に学んだ解剖学や運動学などの医学知識は、装具製作の際に身体をイメージする上で非常に役立っています。製作実習で実際に切断者の方を招いての採型やモデル修正の体験は、義肢装具士となった現在でも生かされています。また、本学科では福祉用具にも非常に力を入れており、車いすの講義や福祉用具プランナーの勉強、そして4年時の福祉用具販売企業への臨床実習での経験は、現場での福祉用具選定や車いす修理の際の大きな力となっています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
私はレクア.com部と軽音楽部に所属していました。レクアでは、障がいを持った子ども達と遊んだり、キャンプをしたりと非常に楽しい時間を過ごしました。その中で、地域交流の大切さや保護者の方々のお話などを聞くことができ、大変貴重な体験ができました。軽音楽部では、音楽の垣根を越えて多くの友人や先輩・後輩と知り合うことができ、“繋がり”を築くことの大切さを知りました。課外活動での出会いや経験は、社会人となって多くの方と接する場において非常に役立っています。
今後の目標・抱負を教えてください。
現在日本は深刻な高齢化社会と言われています。それに平行し、寝たきりや要介護となる高齢者が増加しています。そうした中で、私は今まで以上にコメディカルスタッフと連携し、訪問リハビリ等での装具の使用状況や適合具合などを把握し、寝たきりを防ぐべく、高齢者の装具生活に寄り添っていきたいと考えています。また、現在ロボットスーツの開発が著しく、今後リハビリテーション機器として浸透していくでしょう。そうした時代変化にも順応できる義肢装具士となれるよう、努力していきたいと思っています。

本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?
学科内には各分野のスペシャリストの先生方が揃っており、情報網も非常に豊富で、就職活動で興味のある企業について親身に教えて頂けます。そうしたアドバイスを受け、学生自身が実際に制作会社を企業訪問し、努力する姿も見られました。質の高い授業カリキュラムによる国家試験の合格率の高さ、そして学生と先生方との連携が就職率の高さに繋がっていると思います。

本学を一言で表すと何だと思いますか? また、その理由も教えてください。
「連携」
本学には他大学には見られない多くの専門学科が揃っており、各分野のスペシャリストになるための充実した設備とプログラムが用意されています。そこで得た専門的な知識を共有し、実際に社会に出てからのチーム医療を学ぶため、3,4年次に総合ゼミというカリキュラムがあります。私は総合ゼミに参加し、各学科・他大学の学生と連携して一人の患者さんに対するアプローチを皆で検討出来たことは、チーム医療を学んできた4年間の集大成のように感じました。
国家試験合格に向けた学科でのサポートやご自身で努力されたことなどについて、実体験などを交えて教えてください。
まずは国家試験の傾向と対策を知るために、学科全体で徹底的に過去問演習を行いました。そこでわからない点をノートにまとめたりホワイトボードに書きだしたりして、個人個人でというよりは学生みんなで一致団結しながら苦手な項目をなくしていきました。学生同士で問題を出し合ったり、先生に聞いた疑問点などをみんなで共有することで、楽しく無理のない国家試験対策ができたと思います。

本学の就職センターの活用方法や相談に行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。
就職センターでは、過去に先輩方が就職する際に添削された履歴書や面接時の状況を詳しく書いてある資料が自由に閲覧できるようになっています。それを読むことで、就職試験をイメージすることができ、とても助かりました。また、履歴書の書き方や面接時のアドバイスなど、どんなことでも優しく丁寧に対応して下さるので、最初は不安だった就職活動も最後まで頑張ることができました。

本学入学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
私が高校生だった頃は、自分の将来像を描けずにただ漠然としていました。しかし、ふとした時に新聞の広告でこの学科の存在を知り、義肢装具士という仕事を知り、気付けば本学に入学していました。漠然としていてもいいと思います。少しでも興味を持って「なんか面白そう!」と思って一歩踏み出すことが大事なんじゃないかと思います。もしそのきっかけとなる場所が本学で、そこで同じ志を持った仲間と出会えればとても嬉しいです。頑張ってください! もちろん、たくさんの思い出づくりも忘れずに!(笑)