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卒業生メッセージ

治療と生活を支えています

義肢装具自立支援学科

小林 啓子

卒業年 :2015年3月
出身高校 :東京都・翔洋高校
勤務先 :株式会社中島義肢製作所
職種・職位・資格 :義肢装具士

私は現在、義肢装具士として、病気やケガにより義肢装具を必要とする方を採型し、適切な義肢装具の製作・適合を通して、患者様の治療や生活を支えています。他の医療専門職と共に治療やリハビリに沿った義肢装具を考え、その使い方などを患者様に分かりやすく説明しています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。
私は高校生の時、脊椎の治療のための装具を使用していました。治療中は、今まで当たり前にできていた日常生活の動作が思うようにできない辛さを経験しました。こうした経験から、装具や義足を使用する方の生活を支える義肢装具士になりたいと思い、義肢装具分野と福祉用具、住環境について幅広く学ぶことのできる本学への入学を決めました。

仕事のやりがいや大切にしていることを教えてください。
身体と装具の形が合っていることと共に、その方の生活の中で実際使うことができるかどうかという視点を大切にしています。対象者は、赤ちゃんから高齢者まで様々で生活環境も異なるため、一人ひとりに合わせた対応が求められます。また装具の中には、固定や矯正目的のため今までの生活に制限が出てきてしまうこともあり、装具の目的をしっかり伝えることも大切にしています。

本学で学んだこと、身につけたことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?
患者様にあった装具を検討、評価するには医師や理学療法士、作業療法士と共通の認識が必要になります。学生時代に学んだ解剖学や運動学、整形外科学などは働く上での基礎となっています。

今後の目標や夢を教えてください。
義足や装具の製作で、その構造や装着方法、材質、重さなどを考える上で、利用者様からの声は何よりも大切です。これからも日々経験を重ねながら、利用者様の声に耳を傾け、そのニーズを理解し、義肢装具のさらなる発展を追求し続けていきたいです。

現在の職種・業種を目指す高校生や本学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
義肢装具士には、医学と工学の知識や技術と共に、観察する力、コミュニケーション能力などが求められます。患者様やご家族の笑顔を見ることができた時には、とても嬉しいですし、時には悩む事や不安な事もあると思いますが、それを乗り越えた分だけ自分の力になると思います。応援しています!