連携とものづくりで患者様を支える
義肢装具自立支援学科
桑原 貴也
卒業年 |
:2018年3月 |
出身高校 |
:新潟県・新潟商業高校 |
勤務先 |
:株式会社金沢義肢製作所 |
職種・職位・資格 |
:義肢装具士 |
私は義肢装具士として石川県内の病院を回り、義肢・装具の評価から採型・製作・適合までを行っています。医師や理学療法士など他の医療従事者とともに治療上どんな義肢・装具が必要なのかを検討し、提供しています。患者様の生活を支えることができるこの仕事に、日々やりがいを感じています。
- 現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
- 高校時代の部活で膝に怪我を負い、膝装具を着けていましたが、装具を着けたことで活動の幅が格段に広がりました。安全にリハビリも行うことができましたし、心理的にも助けられました。こうした経験から義肢装具士という仕事に興味を持ちました。
- 仕事で大切にしていることは何ですか?
- 義肢装具士の仕事は単純に義肢・装具を作るだけでなく、患者様の治療、生活のためにはどんなものが必要なのかを考えて評価し、義肢・装具の機能やデザインを決める仕事でもあります。そのため、医師や理学療法士などの他の医療職との連携が不可欠であり、義肢装具士のみで仕事をすることはとても困難であることから、日々の仕事で他の医療職の方たちとの連携を重要視し、患者様だけでなく他の医療スタッフがどのようなものを求めているのかを考えることを大切にしています。患者様の要望に応えられることはもちろんですが、自分が治療の一部に関わり、医療サイドの期待に応えられることにやりがいを感じています。
- 本学での学びで活かされていることは何ですか?
- 患者様により良いサービスを提供するには多職種との連携が必要不可欠です。本学では、義肢・装具の製作技術はもちろん、解剖学や運動学、福祉用具学など幅広い知識に加え、他学科の学生とチーム医療を学ぶことができたため、スムーズに連携を取ることに活かされています。
- 高校生へ一言お願いします。
- 義肢装具士という仕事は作るだけの仕事ではありません。他職種とのコミュニケーションや義肢・装具のデザインや機能を決めるためのアイディアなど、求められることは多く大変な仕事です。しかし、その分やりがいがあり、手先が不器用だろうと他の部分でカバーできたり、やる気があれば誰でも目指すことができる仕事だと思っています。まずはどんな仕事なのかオープンキャンパスに参加して聞いてみてください!