障害が個性と認められる社会を目指して
言語聴覚学科
尾形 哲也
卒業年 |
:2006年3月 |
出身高校 |
:福島西高校 |
勤務先 |
:一般財団法人 竹田健康財団 竹田綜合病院 |
職種・職位・資格 |
:言語聴覚士 |
言語聴覚士の仕事を始めて早10年、現在私は、福島県会津若松市にある総合病院で、主に外来(特に小児)のリハビリを中心に行っています。発達障害を持つ子どもたち、脳卒中などで後遺症を持った患者様たちが自分の家や地域で、障害を個性として認められるような社会になることを願いながら、日々、リハビリを行っています。
- 将来の夢を教えてください。
- 私の夢は、言語聴覚士が「病院」から「地域」に進出していけるようにすることです。患者様、特に子どもたちの生活の場は家や学校などになりますが、病院にいた時にはできていたことが、いざ生活の場に戻るとできなくなる子どもがたくさんいます。そのため、今後は、今まで以上に言語聴覚士が家や学校など「地域」に進出し、活躍することが必要だと感じています。
- 新潟医療福祉大学で学んだことは何ですか?
- 本学での学びで印象に残っているのは実習での学びです。学内で勉強してきた知識が、実習先の病院で活かされた時はとても驚いたことを今でも覚えています。また、実習現場で一人の患者様を担当させていただき、未熟ながら評価・訓練を行い、実習最終日に「ありがとう」という言葉をいただいたことは生涯忘れることはありません。実習で体験したことが、現在の仕事への想いの原点となっています。
- 本学を一言で表すと何だと思いますか?
- 「仲間との出会いの場」
同じ志を持って学んだ仲間や、お世話になった先生方とは、今でも会う機会があります。久しぶりに会った時には、学生時代の思い出話をしたり、仕事の相談をしたりしています。働き始めてからも出会いの場はたくさんありますが、私にとって学生の時に出会った友人、先生は、生涯にわたり信頼しあえる一生の宝物です。