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卒業生メッセージ

本学で学んだチームワークを活かして

言語聴覚学科

佐々木 浩児

卒業年 :2005年3月
出身高校 :宮城県・東北学院高校
勤務先 :総合南東北病院
職種・職位・資格 :言語聴覚士

現場で働いてみて、この仕事は「専門性」だけでなく、他の専門職と協力する「チームワーク力」が求められるものだと実感しました。現場にでてから今までを振り返ってみて、私はこの「チームワーク力」で苦労の少ない方だったと思います。私は1期生でしたが開学当初から学部学科を超えた学生の交流が活発で、講義やプライベートで毎日のようにたくさんの友達と交流がありました。私があまり苦労せずに済んだのは、大学の講義のレベルの高さはもちろんですが、ゆくゆく専門職になる仲間同士で4年間一緒に成長できたおかげだと思っています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。
高校1年生の時に、教室に置いてあった色々な職業を紹介する本を眺めていて、初めて言語聴覚士という仕事を知りました。その後、祖母が失語症になり言語聴覚士になりたいと思いました。また、言語聴覚学科が開設された年で、1期生として学んでいけるというのも入学の決め手でした。

仕事のやりがいや魅力を教えてください。
患者さんが初めて話せるようになった喜びを共有し、感謝の言葉まで頂けるのはとても嬉しいことです。このようにして患者さんから毎日やりがいをいただいています。さらに私は、患者さんが指摘やお願いが言える相手になれることを心掛けています。私の仕事中の制服は白衣です。私もそうですが、病院で白衣を着ている人に対しては、感謝の言葉は言えても、指摘やわがままなお願いはなかなかしづらいものではないでしょうか。自分では寝返りもできないほどの寝たきりの患者さんが、私のことを「小さなお願いも聞く人」と思って「リモコン取って」「背中かゆい」などと言ってくれる時はとても嬉しいですね。

今後の目標や夢、現在の仕事を通して実現したいことなどについて教えてください。
私の勤務する病院の周辺には、同じようにリハビリを受けられる病院が少なく、地域の方々はリハビリを受けたいときに病院を選ぶことがまだまだできないのが現状です。今後も患者さんが病院を選べない状況は続くかもしれませんが、地域の皆様から「この病院で良かった」と思ってもらえるような言語聴覚士でありたいと思っています。

現在の職種・業種を目指す高校生や本学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
患者さんをはじめ、毎日人と接する仕事です。また大学を卒業してからも勉強がずっと続く職業で、専門性の対象は「言語」「脳」「発達」「食事」など多岐にわたります。人と接するのが好きな人、何かを突き詰めて考えることが好きな人はこの職業にとても向いていると思います。また、在学中の講義のカリキュラムが余裕をもって組まれていたため、大学時代にしかできない勉強以外のことも十二分に楽しめました。勉強だけに偏らず、幅広い経験が得られる大学だと思います。