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卒業生メッセージ

一人ひとりに合った言語指導を

言語聴覚学科

安達 侑夏

卒業年 :2011年3月
出身高校 :新潟県・中越高校
勤務先 :医療法人 新成医会 みどり病院
職種・職位・資格 :言語聴覚士

私は現在、病気や事故などによって言葉によるコミュニケーションに支障がある方、食べることに問題がある方、記憶力や注意力、判断力などが低下する高次脳機能障害を持つ方へのリハビリを行っています。患者様の症状は一人ひとり異なるため、何が原因で、どのような問題が生じているのかを明らかにし、リハビリのプログラムを考えています。また、言葉や食べることの問題、高次脳機能障害は周囲の方から分かりにくい症状であることが特徴でもあります。ご家族など周囲の方にも理解していただけるよう、分かりやすい説明やアドバイスを心がけ患者様の回復に努めたいです。

Q&A

仕事のやりがいや大切にしていることは何ですか?
リハビリを通して少しずつコミュニケーションが図れるようになったり、食べ物を食べられるようになったり回復していく経過を患者様と共有できることにやりがいを感じます。仕事をする中で大切にしていることは、患者様の小さな変化を見逃さない事です。ご自身のことを思うように伝えられない患者様もおられるため、その日の体調や表情などにも気を配るようにしています。また、患者様の精神的な面も少しでもサポートできるよう、自分自身が笑顔で接し、ポジティブでいるように心掛けています。

新潟医療福祉大学で学んだことは、現在の仕事において、どのように活きていますか?
在学中、水泳部のサポーターとして活動させてもらえたことや、連携総合ゼミで他学科の学生と関わりを持てたことは貴重な経験となりました。病院では、多職種同士がチームとなり患者様に関わっています。チームの中の言語聴覚士としての強みをどのように活かし患者様を支えるべきか考える際に、在学中での経験が役立っているのだと思います。