患者様の回復していく姿が喜び
言語聴覚学科
青砥 紗羅
卒業年 |
:2012年3月 |
出身高校 |
:新潟県・新潟西高校 |
勤務先 |
:医療法人社団 哺育会 杉並リハビリテーション病院 |
職種・職位・資格 |
:言語聴覚士 |
脳卒中後に、コミュニケーションや飲み込みなどに障害がみられた方に対し、リハビリを行っています。言語聴覚士の仕事は多岐に渡り、対象の年齢も様々です。当院では、飲み込みに必要な筋力訓練やコミュニケーションに必要な理解力・表出力の改善のための練習を行っています。入院中のリハビリはもちろんのこと、退院後のご自宅での生活を想定し、ご家族にコミュニケーション方法の指導や食事の際の注意点などをお伝えすることもあります。退院後のフォローとして通院やご自宅に訪問し、リハビリを行うこともあります。
- 仕事のやりがいや大切にしていることは何ですか?
- 救急病院を退院し、回復段階に携わるリハビリ病院のため、回復段階が分かりやすく、自身のリハビリ評価、プログラムの立案で患者様の状態が変化していくことに喜びややりがいを感じます。その分自身の経験不足や知識不足も日々痛感することが多いため、勉強会や学会などにも積極的に参加をするようにしています。また、病院業務の中で人とのコミュニケーションが大事になるため多職種との関わりも大事にしています。
- 新潟医療福祉大学で学んだことは、現在の仕事にどのように活かされていますか?
- 新潟医療福祉大学では、二年生から総合ゼミが始まり、他学科の学生とグループを組み、課題を行う授業があります。その中で他学科の学生とコミュニケーションを取り合いながら一つの結果を導くためにやりとりします。就職をしてからも多職種とのコミュニケーションは必要不可欠であり、自身の職種についての役割理解などにもつながるため、必要な授業だったと感じます。また、三年時より各学科での専門科目が多くなります。学生時代は難しく感じる内容も就職してから合致がいくことも多く、在学中からしっかり勉強しておくことが大事だと感じました。
- 高校生にメッセージをお願いします。
- 言語聴覚士という仕事は、まだ認知度も低く、病院によっても配置人数が少ない職種です。しかし、食べること、話すことといった人間の生活の中で大切なことが障害されたとき、直接寄り添い、回復の手助けができるというのはすごく素敵なことだと思います。難しそう、勉強が大変、などマイナスのイメージもあると思いますが、少しでも気になる、どんな仕事?と思った方はぜひオープンキャンパスに参加してみるといいと思います。