丸山航輝 保健学専攻 言語聴覚学分野 1年 |
研究者の第一歩として
私は「現場で働く中で感じた臨床的疑問を論理的・科学的に解決する力を身につけたい」、「研究するためのノウハウを学びたい」と思い大学院の進学を決めました。 現在、大学院では文献検索や読み方、研究法、統計学など研究の基礎を学んでいます。講義内での他分野の院生とのディスカッションは新たな発見やアイデアを知れ、自分の考え方の幅が広がり、とても刺激的です。 講義は対面授業だけでなくオンライン授業が中心のため、社会人院生の私にとって仕事と学業が両立しやすい環境です。時間調整もしやすいため、家族との時間も大切にすることができています。 今後は患者様に対して科学的根拠に基づいた質の高いリハビリテーションを提供できるようになりたいです。また、発声発語障害領域を中心に研究活動を行っていき、研究者としても成果を積み重ねていきたいと考えています。 大学院での学びは「言語聴覚療法学」の面白さを再認識させてくれると思います。新たな知識と経験がキャリアをさらに充実させてくれるはずです。大学院の進学を検討してみてはいかがでしょうか? |
田村 俊暁 保健学専攻 言語聴覚学分野 2018年度修了 博士後期課程 医療福祉学専攻 2022年度修了 |
臨床現場と最新の研究成果を結ぶ
私は本学の修士課程(言語聴覚学分野)を修了して、そのまま同じ研究室の博士後期課程に進学しました。 博士後期課程では、関連分野の先生方の研究内容を学ぶ講義もあり、広い視点で研究をとらえることができます。修士課程で行った舌の運動性と発音の関係についての研究を発展させて、音響学的解析手法から発音時の運動性をとらえる研究をしています。仮説を立ててそれを検証していく過程は、現場の仕事にも通じることだと感じています。 将来は、発声発語障害領域を中心に、質の高い臨床研究ができる研究者になるのが目標です。現在勉強中の音響学的解析手法や運動学的なデータ処理技術を用いた研究をさらに発展させるため、勉強と実験に取り組んでいます。 私はずっと現場で働いていて、新鮮な環境を求めて、研究の世界に飛び込みました。学会での研究発表などで一流の研究者と交流する機会が増えたことは、私にとってとても貴重な経験だと感じています。今、自分がいる環境に刺激が欲しい方、将来の目標がある方は、大学院進学も一つの道として考えるといいのではないかと思っています。 |