大石 美鈴 保健学専攻 放射線情報学分野 2年 |
私の将来を描く大学院での挑戦
脳は心身をコントロールする重要な臓器です。私は学部での卒業研究を通して非侵襲的に脳機能を計測する技術に興味を持ち、またその発展に携わりたいと思い大学院に進学しました。大学院では不安を感じている人とそうでない人の脳活動の違いについて研究しています。不安という目には見えない苦しみを抱える方の力になりたいという思いからこの研究を始めました。 修士課程修了後は病院に勤め、一人でも多くの患者さんを幸せにする診療放射線技師になりたいと考えています。この目標を実現するために医療技術や患者さんに寄り添った接遇を身に付けるだけでなく、研究活動にも携わり世の中に貢献していきたいです。 大学院への進学を悩まれる方は多いと思います。私もその一人でした。しかし、研究の方向性や実験データについて仲間や先生方と何度も議論し、いただいた意見を参考に研究を進めていく日々は私にとって貴重な経験となっています。大学院での経験は必ず将来への糧となると思います。大学院に興味がある方はぜひ一歩踏み出してみてください。 |
湯口 志捺 保健学専攻 放射線情報学分野 2023年度修了 |
大学院で得た学び続けることの大切さ
最先端の医療システムに対応できる研究や教育を行っており、様々な企業や病院と連携して活動している放射線情報学分野でさらに知識を深めたいと思い、大学院に進学しました。3TのMRIをはじめ様々な装置を使用することができ、近年ますます進歩しているAI技術を用いた研究などが行えるなど環境が整っている点も魅力の一つです。大学院では自ら考え、行動し、自分の考えを発信することが求められます。研究活動を通して得た、常に学び続ける姿勢は臨機応変な対応が必要となる臨床現場において非常に大切なものだと実感しています。知らなかった病気や撮影方法、患者さんへの対応など日々学ぶことがたくさんあります。患者さんに適切な検査を提供するために、これからも学び続けたいと思います。将来的には大学院での研究を糧にして臨床問題の研究を行い、成果を発信できるようになりたいと考えています。大学院では他分野の院生の研究を学ぶことができ、ディスカッションを繰り返し行うことで様々な視点から問題を見つめることができます。将来の選択肢を広げることにもなりますし、大きな糧にもなると思います。楽しみながら学んでいきましょう。 |