在学生

髙橋 ひろな

博士後期課程

医療福祉学専攻 1年

将来の可能性を広げるために

私は、本学の理学療法学科を卒業後、フルタイムの大学院生として本大学院の修士課程に進学しました。修士課程では、研究活動や学会発表、学部生の授業補助といった多くの経験を積み、理学療法を研究・教育といった観点で学ぶことができました。しかし、修士課程では、研究活動の中で論理的に考える能力が足りないことを痛感し、博士後期課程の進学を決めました。

私は現在、バランス機能を向上させる非侵襲的脳刺激の確立を目指し研究活動を行っています。バランス障害は高齢者や脳卒中患者のADLやQOLの低下を引き起こす大きな問題とされています。そこで、MRIを用いてバランス機能に関与する脳領域を特定し、効果的な脳刺激部位を明らかにすることで、高齢者や脳卒中患者の転倒予防に貢献できると考えています。

将来は、専門的な臨床能力と研究力を兼ね備えた理学療法士になりたいと考えています。そのためには、課題解決に向け、広い視野で物事を捉える力と論理的思考を身につけ、研究活動に励みたいと思います。

本大学院は、多分野で活躍されている先生方がおり、多くの先生方からご指導していただける機会があります。皆さんも本学大学院で興味のあることを学んでみませんか?

修了生

小島 将

保健学専攻

理学療法学分野 2023年度修了

研究を臨床現場へ還元する

学部4年時の卒業研究を通して、ヒトの運動時における全身および脳の循環動態について興味を持ち大学院に進学しました。修士課程はフルタイム院生、博士後期課程は病院で働きながら社会人院生として進学し、現在でも指導教員の先生や大学院進学によって出会った方々と様々な議論を行い、臨床疑問の解決に取り組んでいます。大学院進学で得られた論理的思考は、臨床業務における患者の問題抽出や治療計画の立案に役立っていると感じます。また、実際に臨床現場でデータを取ることで、研究活動を通して臨床現場へ新たな知見を提供することができています。今後は、心疾患や腎疾患を抱える高齢者の身体機能、認知機能に対して、より効率的で効果的な運動療法を提供できるような研究を行い、臨床現場へ還元したいと考えています。本大学院では、多くの理学療法研究が行われており、様々な視点からの意見をもらうことができ、社会人院生としても進学しやすい環境も整っています。共に研究を臨床へ活かせるQOLサポーターを目指しましょう。