在学生

金谷 心紀

保健学専攻

自然人類学分野 1年

骨から歴史を読み解く

私は、札幌の大学の理学療法学科を卒業後、本大学院の修士課程に進学しました。自然人類学分野を選んだのは、学部生のときに解剖学の講義を受けて骨学に関心を持ったことが理由です。卒業研究を行う過程で自身の情報処理能力の不足を認識し、研究結果を表現する難しさを感じましたが、その一方で、自分の疑問を研究の形で解決できる楽しさや新しい課題の発見に魅了され、より深く学ぶために大学院へ進学することを決めました。自然人類学は、人骨から時代、性別、遺伝、病変などの情報を分析し、旧石器時代や縄文時代から近世江戸時代や現代までを対象に、人類の進化や過去の人々の生活を解明する幅広い分野です。私自身、遺跡から出土した人骨や動物骨、土器などを目にして、そのロマンに惹かれながら、新鮮な気持ちで大学院生活を送っています。そして、人類学の豊富な知識と経験のある先生方からの指導を受け、とても多くのことを学んでいます。皆さんもぜひ本学の大学院で自然人類学を学んでみませんか?