大友 裕子 健康科学専攻 看護学分野 2年 |
わからない面白さ
私はJICA海外協力隊(JOCV)としてセネガルに派遣されていましたが、コロナの影響で一時帰国となりました。JOCVとして活動が出来ない中、再派遣に向けて母子保健分野の学びを深めたいと思い進学を決めました。私は学士を持っていないので出願資格審査を経て入学しました。大学卒でない私にとって大学院進学はとても不安で、入学後も初めて耳にする言葉が多く、戸惑いが多い毎日でしたが、今ではわからないことが楽しく感じられ学べることの喜びを感じつつ、担当教員の先生や他の院生に助けられながら過ごしています。途中休学をさせていただき、セネガルへの再派遣を終え、今は最も取り組みたかった母子保健に関する研究に没頭しています。現在の学びを、将来国内外の母児に役立てられるよう充実した学生生活にしたいと思っています。本学は自分次第で様々な学びを深められる場所であると思います。また助産師として働きながらでも勤務状況に合わせてゼミを開催していただいているので、本当に助かります。皆さんもぜひ、本学の大学院で一緒に学びを深めませんか? |
唐 虹 健康科学専攻 看護学分野 2023年度修了 |
初心を忘れずに
中国にいる家族の影響で産婦人科に非常に興味を持ち、中国で看護師の免許を取得しました。もっともっと母子に関する研究に取り組みたいと思い始め、日本の医療制度、医療サービスが非常に優れているので、留学したいという思いが芽生えました。そして日本で大学院修士課程に進もうと決めました。私は今の日本における周産期の問題に着目し、さらに日本にいる間、妊産婦さんのためにできることは何かということを考え、母親の産後うつについての研究に取り組むこととしました。 入学してからわからないことがたくさんありましたが、大学院では先生の辛抱強い支援のもと、同級生ともたくさんディスカッションするまでに成長できました。大学院の授業では、たくさんの専門分野の先生に指導していただき、より深い専門知識を学ぶことができたことはもちろん、他分野の先生と国際的な視点で看護学専攻を理解することができました。 修了後はたくさんの支援の下、希望だった新潟の産婦人科に就職しました。今はまだ助手ですが、大学院時代からの日本の看護師国家試験取得のための勉強を継続しています。早く免許を取得できるように頑張ります。 これからも初心を忘れず、自分の目標に向かって進んでいきます。日本の妊産婦の心身の健康をよりよく支える医療環境づくりに貢献したいと思います。 |