在学生

蓮野 敢

博士後期課程

医療福祉学専攻 3年

将来に役立つ知識と経験を積む

私は本学義肢装具自立支援学科の学部2年次より研究活動を行えるUROP(Undergraduate Research Opportunity Program)を受講して、研究の面白さとやりがいを知り、本学修士課程を経て現在の博士課程に進学するまでの5年間研究を行っています。研究のテーマは、女性に好んで使用されているヒール靴について、ヒールの高さの違いが足部形態の変化に与える影響を3D計測技術によって解明するということに取り組んでいます。

私の所属するゼミでは毎週英語抄読会(journal club)を行っており、海外雑誌への論文投稿を見据えた勉強を行っています。

将来の目標は大学院の教員になることです。指導者としての腕を磨くために、学科の非常勤講師や学習支援センター講師の活動を行っています。

本大学院を目指す方へ、唯一無二の経験ができると感じたことにはどんどんトライしてください。私は学会発表・論文執筆について、ゼミ教員である阿部教授から頂いた様々な難題への挑戦を通して多くの知識と経験を得ることができました。本大学院には存分に自分の力を伸ばすことができる環境があるので、ぜひ臆さずチャレンジしてください。

在学生

川上 紗輝

博士後期課程

医療福祉学専攻 3年

小さな疑問を大きな夢に変える場所

大学卒業後は、理学療法士として医療機関に就職しました。脳卒中リハビリテーションに従事する中で、運動障害や日常生活動作の改善程度には個人差があり、特に体力や認知機能が低下した症例では思うように改善しないことに悩んでいました。このような問題を解決するためには、「脳卒中患者の運動機能回復を促す治療技術の開発」が必要だと考え、大学院に入学しました。修士課程では、効果的な治療技術の開発まで至らず、ヒトの脳の複雑性を痛感しました。そのため、神経生理学に対する探求と、自身の研究力の向上を目指して博士後期課程に進学しました。博士後期課程では「一つ一つの事象に丁寧に向き合うことの重要性」を学びました。研究では、研究計画の立案から実験の遂行、解析に至るまで、すべての段階において筋道が通っていないと、意味のある結果を得られないことを痛感しました。どんな小さなことにも丁寧に向き合い、自身や周囲が納得できるまでこだわることが、最終的には医療の発展に繋がる大きな成果を生むと感じています。私はまだ研究者として発展途上ですが、この学びを常に念頭に置きながら、日々努力を積み重ねています。私の夢は大学の教員になることです。これまでの臨床活動や研究活動を通して、物事に対して疑問を抱き,問題解決を目指して学び続けることが,医療の発展には欠かせないと感じました。私が学部生の頃は、臨床実習を乗り越え、国家試験に合格することがゴールだと感じており、その先の将来設計まで考えられていなかったことを後悔しています。まずは私自身が臨床・研究・教育の多岐に渡る領域で活躍できる人材となり、教員として学生に「医療者として活躍できる多様なフィールド」を伝えられる教員になることを目指します。

修了生

五十嵐 小雪

博士後期課程

医療福祉学専攻 2022年度修了

新たな一歩から

大学4年生の頃の私は、漠然とした目標があるだけで、今後やりたいことを明確に答えることができず、進路に悩んでいました。当時、大学院という考えは全く持っていませんでしたが、大学院でしかできないことを経験し、新たな一歩を踏み出してみようと思い、進学を決意しました。

私は現在、博士後期課程に進学し、女性の月経周期に着目し、「月経を女性の味方にする」ことを目標に掲げて研究を進めています。月経周期は、競技パフォーマンスやスキルの習得レベルに影響を及ぼし、十分な力を発揮できないことに悩んでいる女性アスリートは少なくありません。そこで、スキル習得に欠かせない能力やそれに関わる神経活動の変化を明らかにし、すべての女性が月経周期に左右されずにスポーツを楽しみ、且つ、高いパフォーマンスを発揮できるための一助となることを目指しています。

また今後は、研究成果や月経周期とスポーツとの関係性について、中学生や高校生に向けて発信していきたいです。スポーツ現場では、月経との向き合い方に困惑している選手や指導者が多数いらっしゃいます。このような現状の中で、より早い段階から「月経」の正しい理解を持つことが、過度なトレーニングやそれに伴う身体への悪影響の予防、効率的なスキルアップに繋がると考えています。自身の研究活動を通して、社会における女性の更なる活躍に貢献できる存在になりたいと思います。

修了生

Luong Thi Hai Yen

博士後期課程

医療福祉学専攻 2023年度修了

My choice

Hi everyone. My name is Luong Thi Hai Yen, from Vietnam. After earning a master’s degree, I desire to be studied more about scientific research and up-to-date knowledge in the health field and doing more in-depth research on population aging. Thus, Japan is absolutely my first choice. I have the honor to know Niigata University of Health and Welfare as a crucial partner with Hai Duong Medical Technical University, where I has worked before coming to Japan. Luckily, I had the rare opportunity to apply and receive a MEXT scholarship with so much help from International Center of NUHW.

Under the distinguished supervision and guidance of people who are expert in their area of studies, I have valuable opportunities to access a lot of data and new research methodologies and do my research. This is also an opportunity as well as a challenge for me to develop my personal career and support for developing Vietnam healthcare field. I believed that NUHW is the one of the best choices for international student in the field of health and welfare in Japan.