名称 | 3D技術研究開発センター 3D Technology Prosthetics and Orthotics Research and Development Center |
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研究テーマ | 3Dスキャナー・3Dプリンターを活用した最先端義肢装具製作適合技術の実用化研究 |
研究概要 | 義肢装具業界では、患者や障害者の対象部位の採型(形状取得)に3D Scannerを用い、その後の製作に3D CAD-CAMを活用した3D技術による義肢装具製作が行われいる。また最近では、3D CAD-Printerを使用した最先端義肢装具製作も導入されつつある。これらの3D技術は、対象者負担軽減、より迅速な治療・リハビリテーションの推進による医療費等軽減、義肢装具製作適合の質の向上など、さらには義肢装具士の働き方改革等にも貢献するものと期待されている。こうした背景を受け、当研究センターでは2017年度より“3D CAD-Printer”を導入した義肢装具の実用化研究に取り組んでいる。また、専門専攻科目群に「義肢装具CAD製作適合学」の実習科目を開講し、将来臨床で3D技術を活用できる義肢装具士の養成に取り組んでいる。 しかし、3D CAD-Printerによる最先端義肢装具製作は、未だ客観的に強度、耐久性等の機械的試験が示されておらず、臨床での実用化に支障を来たしている状況である。このようなことから当研究センターでは、これまでに外部資金等を獲得し、 3D Scanner / 3D CAD-Printerを用いた脳卒中片麻痺者の短下肢装具の実用化研究、下腿切断者の義足ソケットの実用化研究、脊柱疾患の体幹装具の実用化研究、3D技術を活用した「補装具費等の支給基準」への導入に関する研究などに取り組んでいる。 |
研究員 |
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2024年度(令和6年度) 獲得外部資金 |
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連絡先 | 新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 東江研究室 内線9613 |
agarie@nuhw.ac.jp |