看護学科 4年
出身高校:盛岡市立高校(岩手県)
選抜区分:総合型選抜
※学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試
私は助産師を目指しています。病院は生と死が混在する場所です。産科は唯一、生命が誕生し一人の人間、一つの家族の人生が0から始まる場所です。そのようなかけがえのない瞬間に立ち会うとともに一つ一つの家族に寄り添いたいと考えたからです。また、高校生の頃に深沢友紀さんの「産声のない天使たち」という本に出会い、生命の誕生というものは本当に奇跡であり命が宿るまでにも様々な物語があることを知り、不妊治療についてのケアについても興味を持ちました。
総合型選抜への出願を決めたのは夏頃です。他の入試形態よりも合格発表が早いため結果がどうであれその後の身の振り方を考えやすいと思ったからです。
志願理由書と自己アピールを書くことには相当苦戦しましたが、他の人に比べて自分はどのようなことが出来るのかを簡単に書き、そのスキルをその後の進路にどのように活かしていくことが出来るのかを具体的に書くことを意識しました。自分の性格や頑張ってきたことを沢山書くことも大切なことですが、あくまでも求められていることは何故この学校を選んだのかということと、自分は何が秀でているのかということであるということを常に念頭に入れていました。
特に受験に対する勉強はしていません。授業を寝ずにしっかりと受け、不安に感じたところは教科書を読んでいました。
受験対策は行っておらず、面接練習は一回も行うことが出来なかったため対策等は特にしていませんが、試験当日は緊張しすぎず面接官は何を聞いているのかを意識し聞かれたことに対して具体的且つシンプルに答えることを意識しました。入退出で少し戸惑ってしまったので入退出の練習は行っていた方が良いと思います。
前日は移動日でした。東北新幹線を使うと埼玉-大宮での乗り換えで新潟へ向かうことになります。なので、大宮駅で一度下車し電車に乗り換えて以前から気になっていた川越を観光しました。ホテルでの夜は映画観賞をし、寝る前に数分程面接で聞かれそうなことに対するイメージトレーニングを行い22時頃には就寝しました。試験にとらわれ過ぎずリフレッシュすることで緊張せずに本番に挑むことが出来たと思います。
駅の前にホテルをとっていたので、新潟駅から豊栄駅までは白新線に乗り、そこから大学から出ているバスで移動しました。
何故、この学校を志望したのかということや何故その職業へ進もうと思ったのか(学部を志望した理由)、今まで壁に当たったことはあるかなどの質問でした。グループディスカッションでは「感性とはなにか」について話し合ったと記憶しています。
神戸のあらたさんの「自戒のうた」です。歌詞にある「続けていかなきゃならないよ こんな意味のないことも 意味あるものにするために 続けていかなくちゃならないよ」という言葉が好きで聴いていました。あとは小さい頃から好きな曲であるMr.childrenさんの「HERO」は常に聴いています。
誰よりも高校生という時間を楽しんでください。友達と並んで自転車を漕いだ登下校や一緒に先生に怒られたことなど、どんな些細なことでも絶対に大切な思い出になります。大学生になれば多少は責任が求められるので高校生のうちにやりたいことを存分にやって沢山楽しんでください。私自身、高校時代は”Everyday Happy”だったので高校時代の後悔や未練は勉強も含め一切ありません。
現在は新型コロナウイルスでなかなか自由に身動き出来ませんがそれでも大学生活は物凄く楽しいです。新しい知識がつくたびに自分の夢へ近づくことが出来ている感じや自分のやりたい研究に対し親身に寄り添ってくれる先生、そして一緒にいる間ずっと笑顔と笑い声が絶えない友達など本当に大切な経験を得ることが出来ます。頑張ってください。
どのような人にも手を差し伸べられる助産師になることです。例えば聴覚障がいのある方や視覚障がいのある方、赤ちゃんがなかなかできずに辛い思いをしている方やそれでも何度も頑張り続けている方など自分の持っている知識や技術を全てかけて様々な女性やそのパートナー、そしてその子ども、どんな人に対しても全身全霊をささげて支えになる、そのような助産師になりたいです。
受験勉強や受験対策は辛いものだと思います。一日の中で勉強時間の占める割合が格段に増加し辛い時期であるとは思いますが少し踏ん張って自分の夢に一歩近づいたその時は全力で遊んでください。結果は必ずついてくるとは決して言えませんが、やらない人よりもやった人が受かる確率の方が確実に高いことは確実だと思います。頑張ってください。
※学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。
※学校推薦型選抜=旧公募推薦入試