救急救命学科 4年
出身高校:新潟東高校(新潟県)
選抜区分:総合型選抜
※学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試
私は救急救命士を目指しています。理由はいくつかありますが、特に祖父が自宅で倒れてた時に救急救命士の方に助けていただいたことです。その時に人を助ける、命を繋ぐというとても責任の強い職業ですが、人命に携わることに興味をもち、憧れを持ちました。
総合型選抜の試験の日程が出たときには決めていました。もちろん学力も大切ですが、面接試験があったからです。自分がどういう人柄なのか、高校までどんなことをしていたかなど自分のアピールをするためには最高の場所だと感じました。また、直接自分を見てもらえることは、救急救命士をめざす人間としてふさわしいのか判断してもらえるからです。
志望理由書には、救急救命士を目指そうと思った明確なきっかけ、なぜ救急救命士でないとだめなのか、なぜ新潟医療福祉大学を選んだのかなど他の職業や学校と比べたときに差をはっきりとつけるように意識しました。自己アピール書には、救急救命士に必要とされるコミュニケーション能力や、人前に出て活動をしたことなどを多く書くように意識しました。
まずは、過去問から問題の出し方の傾向を把握して、そこを重点的に勉強するようにしていました。また、一人ではやらずに友達と一緒にやることで互いを高めあうことにもつながりましたし、わからないところをすぐに聞けるところは大切だと感じました。
数学と国語は試験に出る範囲のところの問題集を買ったり、過去問をたくさん印刷して繰り返し取り組んだことです。英語の勉強には「ターゲット」という参考書を買って対策していました。面接はほぼ毎日体育教師の方に入場の姿勢から、面接の答え方まで何度も繰り返し行いました。志望動機や自己アピールを徹底するのは当たり前ですが、特に過去の質問内容から似たような意味合いを持つ言葉の違いの説明をできるように様々なパターンを練習して、初めて聞かれる質問に対してもスムーズにこたえられるようにしました。
勉強は特別何かしていませんでした。間違いやすいところの復習をしたり、英単語の復習をしていました。逆に面接練習はたくさんしていました。志望動機など聞かれることがわかっている質問はしっかり答えられるように繰り返しつぶやいていました。私の場合は二次試験で資料の持ち込みが禁止の三分間のスピーチがあったのでスピーチ練習は数えきれないほど練習していました。あとは、音楽を聴いたりして気持ちを楽にしてから早めに寝て当日を迎えました。
当日は親に友達と一緒に送ってもらいました。友達がいると一人の時より気持ちに余裕ができて個人的にはよかったですし、面接が終わる時間がかなりバラバラなのでバスだと少し都合が悪いように感じました。会場には30分前にはつくようにいきました。
まずは面接で必ず聞かれる志望動機やほかの学校との違い、高校時代に主に自分が取り組んできたことなどを聞かれました。私の場合、一次試験はグループ面接でしたが個人で違う質問も聞かれました。私は親切と有難迷惑の違いについてでした。二次試験では個人面接で、救急救命士が担う社会的責務とその役割について三分程度のスピーチがありました。また、あなたが目指す救急救命士とはどのようなものか聞かれました。
勉強の合間には自分の好きなアーティストを聞いていました。当時はKing GnuやVaundyという方の歌の歌をずっと聞いていました。テンションが上がるものが多かったです!
人前に立つ仕事を積極的に行うことです。主に、生徒会長、学級委員、部長、応援団長などです。まず、このような役割をすることで面接の時に自己アピールができます。それと同時に面接官には周りから信頼されていて、重要な役割を任せられる人ということを伝えられます。また、人前に出る役割を積極的に行うことは、救急救命士になったときに重要となる責任感を背負うことをよく理解できるのでいいと思いました。
今はオンライン授業が多く、思っていた大学生活とは異なりますが、同じ職業を目指す仲間ができたことはモチベーションアップにもつながりますし、自分自身が興味をもった勉強になるので、内容こそ難しいですが頑張れます。また、救急救命学科に入れたことで、簡単な道ではないので様々な方から応援されるようになり、その時は合格できてよかったと感じました。
まずは救急救命士になることです。この目標を最低限とし、同じ救急救命士でも私は傷病者本人を救うだけでなくその家族の心にも寄り添った対応をして、精神的な部分からのサポートをしていきたいと考えています。そして、私が憧れた救急救命士の方のように次は憧れられる存在になっていきたいです。
私自身、正直なところ救急救命学科に入る学力があったかといわれるとそうではありませんでした。なので落ちる覚悟もしていましたが、実際は合格をいただけました。私自身、面接で手ごたえがあったので総合型選抜を選んだことは正解でした。自分の長所を最大限に発揮できる受験方法を見つけて合格できるように頑張ってください!
※学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。
※学校推薦型選抜=旧公募推薦入試