自然人類学は、「生物としてのヒト」を総合的に研究する学問で、ヒトとは何かを科学的に偏りなく理解し、実証的で妥当性のある人間観を確立することを目標としています。
本研究所では、骨学を中心とした人類学の研究を推進するとともに地方自治体や警察等と連携して、遺跡出土人骨鑑定や法医鑑定を積極的に受託します。加えて、高等教育機関において解剖学や運動学を担当することができる人材の養成に努めます。これらを通して、研究だけでなく社会に貢献することも目的とします。
主な研究内容
1. Homo sapiens誕生と拡散の解明
2. ネアンデルタール人類の絶滅に関する研究
3. 日本列島の人類史の解明
4. 遺跡から出土する人骨や動物骨の研究法の向上
5. 骨組織形態学的方法を用いた人獣鑑別と種同定
6. 人骨や動物骨の古病理学的研究