「弁当の日」とは、2001年、香川県の小学校で当時校長先生だった竹下先生が始めたもので、『子どもたちの家庭がもっと良くなり、悲しい事件や現象を減らしていける一つの方法』として、全国に提案されたものです。
「弁当の日」では、献立作り・買い出し・調理・弁当詰め・片づけまで、全部やるのは自分自身で、決して弁当についての評価などはせず、早朝に台所に一人で立つことに大きな意味があるということを主眼にした取り組みです。
健康栄養学科が行っている「弁当の日」の取り組みは、今年で4年目を迎えますが、今回は「彼氏・彼女に作ってあげたいお弁当」というテーマで、栄養面や見た目(盛り付け・食材選び)など、各学生の想いやこだわりがたっぷり詰まったお弁当が並べられました。
主食(ご飯類)は教員の担当で、主菜・副菜(おかず類)を学生が担当し、教員はもちろん、管理栄養士を目指している学生の持ち寄った「おかず」は、どれも好評でした。
このような「弁当の日」を継続することは、「周りに温かい波紋が広がる」「友達や家族の笑顔に会える」「友達や家族とのコミュニケーションが広がる」「家族や畜産漁業農家の人に感謝の心が芽生える」「思考力、工夫力、技術力アップにつながる」「自分に自信が持てる」「食べ物の向こう側(社会と未来)が見えてくる」という、素晴らしい効果を生み出すことが分かり、全国でも共感の輪をつなぎ、現在では、全国の小・中・高・大学、約500校が「弁当の日」を実施するまでになりました。
本学でも、健康栄養学科の学生と教員で「弁当の日」を実施していますが、今後は、全学科の学生、教職員にも広め、一人でも多くの学生が、楽しく充実したキャンパスライフが送れるようにしていければと思っております。
食べ物を介して、学生や教員、親、地域とつながるこの試みが、どんどん拡がっていくことを期待しています。
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http://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hn/index.html