本書には、3次元動作分析に対応するCD-ROMが付属され、バイオメカニクスをわかりやすく解説した入門テキストとなっています。また、ポリゴン、パワーポイントを駆使した分かりやすい図解を収載し、バイオメカニクスの基礎から、日常動作の解析方法といった応用までを網羅しています。
バイオメカニクスの知識普及に向け、多くの教員がその教授法を試行錯誤しているという状況がある中、教授方法を学ぶ参考資料として、また授業で用いる教科書として、学生たちの自習書としてなど、さまざまな場面で活用できる内容となっています。
なお、今回共著を担当した山本教授と江原教授は、2009年から「教員のためのバイオメカニクス教授法セミナー」を開催しており、2010年4月24日(土)より9回にわたり実施される同セミナーでも、本書が使用されます。
<主な項目>
Chapter1 力の合成と分解
Chapter2 生体におけるテコ
Chapter3 重心の求め方
Chapter4 重心の速度・加速度
Chapter5 床反力と重心加速度
Chapter6 床反力作用点(COP)とは何か
Chapter7 関節モーメントと筋活動
Chapter8 関節モーメントのパワー
Chapter9 ジャンプ動作
Chapter10 立ち上がりのバイオメカニクス
Chapter11 歩き始めのバイオメカニクス
Chapter12 歩行のバイオメカニクス1重心と床反力作用点
Chapter13 歩行のバイオメカニクス2歩行の観察‐OGIGの方法
Chapter14 歩行のバイオメカニクス3重心の動きを滑らかにする機能
Chapter15 演習問題