11月28日(金)~12月15日(月)の期間、新潟県内のセブン‐イレブン全店舗(10月末現在337店)にて「うまさぎっしり新潟の味弁当(豚ロース味噌焼)」が販売されます。
これは新潟県と株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが締結した「地域活性化包括連携協定」に基づき開催される「うまさぎっしり新潟フェア第2弾」の目玉商品として販売される健康体験型のお弁当で、商品開発には本学 健康科学部 健康栄養学科および大学院の村山伸子教授ら研究グループが協力し商品化されたものです。
村山教授は、勤労世代の健康問題が注目される中、職場で利用されることの多い中食(弁当)を通して健康づくりに貢献できないものかと、平成18年に「弁当革命」プロジェクトをスタート。勤労世代への事前調査を通じて「ヘルシーなお弁当=おいしくない」との意見が多いことを受け、大学院生の長谷川美代さん(管理栄養士)ともに「おいしい、健康、地元産」に徹底的にこだわった「健康体験型弁当」として36種類のメニューを開発しました。
また、これら弁当は新潟市役所の職員の方々を対象に、3ヶ月間、週に3回食べ続けていただき、健康づくりへの効果の検証も行われ、この様子はいくつかのメディアでも取り上げられ大きな話題となりました。
その後、食品業界の方をはじめ多くの方から市販化したいとの声を頂いた研究グループは、給食や弁当業者向けに、弁当のレシピ集として活用してほしいと、平成20年9月1日に「弁当革命‐味にうるさい新潟人が大満足した『健康体験型』お弁当」を発刊しています。
今回、新潟県内のセブン‐イレブン全店舗にて販売される「うまさぎっしり新潟の味弁当(豚ロース味噌焼)」の開発にあたっては、こうした弁当革命プロジェクトでの研究成果をもとに、量と素材のバランスを厚生労働省「食事バランスガイド」に沿ったものとしながら、食材には新潟県産コシヒカリ、越後味噌で漬け込んだ豚ロース肉、新潟県産ほうれん草を使用するなど、おいしさを求めて食材選びにもこだわり、商品名にもある「うまさぎっしり」のお弁当となっています。
村山教授は、発売を前に「これは、1食の適量とバランスが食べてわかるという意味で、『健康体験型』になっています。これを食べた人は、多くが自分の適量がどのくらいかがわかるようになっていました。また、今回の「弁当革命」プロジェクトを通して、地元産の食物を使った、おいしくて健康的な食事は、食物を販売する側にも、食べる側にもニーズが高いことがわかりました」と語り、これを機会にコンビ二やスーパーで販売されるお弁当に、おいしく、健康的で、地元産の食材を使ったお弁当が増えることを願っているとコメントしています。
写真上:「うまさぎっしり新潟の味弁当(豚ロース味噌焼)」
写真中:11月26日(水)新潟県庁での記者会見の様子
写真下:記者会見に応じる村山伸子教授
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