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9月26日(金)、平成20年度『総合ゼミ』の発表会が行われました。

2008.10.01
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総合ゼミとは、本学の『連携教育』の総まとめとして4年次に開講される科目で、各学科で実習を終えた学生が、学科混成で少人数のグループを編成し、現場での経験および各分野の専門性に基づき、具体的な事例について評価や問題点の抽出など行い、支援策について検討していくゼミ方式の科目です。

学生は、こうした活動により専門職間の連携による課題解決と協力の必要性、重要性を認識し、また、その後行われる発表会ではグループごとに各事例の評価と支援策の案を発表し、参加者(学生・教員)からフィードバックを受けることで、より実践的に連携について学ぶことができます。

今回の総合ゼミでは、以下の6つの症例に対し68名、計9グループが参加しました。

【総合ゼミ事例課題】
1.高齢者の糖尿病
2.脳血管障害の在宅支援
3.小脳梗塞男性の「参加」支援
4.アスリートのスポーツ外傷のサポート
5.メタボリック症候群(疑い)の指導
6.脳性麻痺の高校生のQOL向上

中でも、事例3~6については、実際に患者様やそのご家族などからご協力いただき、強い責任と緊張感が求められる中で、より具体的な支援策について提案することができました。

また事例2の「脳血管障害の在宅支援」では、パソコンで作成されたバーチャルな事例について検討し、さらにインターネットを通じて広島県の尾道市医師会と結び、学生の検討結果について、日本でも有数の地域医療を展開している現場の医師から、より現実的な指摘やアドバイスをいただくことができました。

参加した学生からは、「臨床にむけて、他職種での連携を体験的に学ぶことのできる貴重な機会だった」(OT学生)、「実際の患者様やそのご家族にご協力いただいたことで、QOL向上には病気や障害だけではなく、生活環境や経済状況等の様々な課題を改善する必要があり、ソーシャルワーカーなど、様々な職種との連携が重要であると痛感した」(PT学生)、「他学科の学生と協力することで、問題解決に向けて新しい視点が生まれ、また、チーム医療について実践的に学ぶことができた」(HS学生)などの声が寄せられ、卒業後の現場での活躍にむけて、大きな収穫となったようです。

また、総合ゼミ実行委員会永井委員長は「限られた時間の中で、どこまで検討できるか心配されたが、学生は放課後も自発的に課題に取り組み、成果の発表も4年生として一定の水準に達しているものがほとんどであった」とコメントしており、有意義な発表会となりました。

本学では、今回の結果を踏まえ、更に進化した連携教育を実現し、保健・医療・福祉の総合大学として特色ある教育を推進していきたいと考えています。

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