新潟医療福祉大学(以下、本学)義肢装具自立支援学科の髙橋素彦講師が、8月24日(火)から開幕するパラリンピック競技大会の選手村内に設置されている「修理サービスセンター」のサポートスタッフとして参加することとなりました。
この修理サービスセンターは、ドイツに本社を置く義肢装具のパーツメーカー、オットーボック社(第16回夏季パラリンピック競技大会オフィシャルサポーター)が運営しており、国内外から集められた約100名の修理サービスチームがパラアスリートの義肢・装具に使われるパーツの修理・交換や車いすのホイールのゆがみなおしといった、あらゆる機器の修理・メンテナンスを行います。
過去に開催された大会では1大会で2000件以上の修理を行うほどで、修理サービスセンターは選手から非常に求められています。
本学の髙橋講師は義肢装具士として参加し、選手の義肢、装具の修理やメンテナンスを中心に行います。
活動期間は8月27日(金)~9月1日(水)の予定です。
髙橋講師は、義肢装具分野を専門としており、義肢装具士(国家資格)を養成する義肢装具自立支援学科の教員として義手学・義手学実習、下腿義足学・下腿義足学実習などの授業を担当しています。
また、髙橋講師は「NUHW ParaTFC(障害者陸上教室)」を発足し、四肢切断者を対象に、月に一度ランニング教室を行っています。義足ユーザーに対して部品の貸し出しやグラウンドの提供を行うことで、気軽に参加できる環境作り、ランニング指導を実施しています。
髙橋講師は学生とともに、このような活動を通じて障害者スポーツの発展や次世代の義肢装具士の育成に繋がる取り組みを推進しています。
本学教員の取組みについて、ご取材いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
[髙橋素彦講師からのコメント]
オットーボック修理サービスチームの一員として、世界的なパラスポーツ大会に関われることがとても光栄です。選手の皆さんが安心して競技に集中できるようにサポートしたいです。また、世界中から集まるエンジニアや義肢装具士と同じ目的を持って働けることに喜びを感じています。
■7月18日(日)「第39回NUHW paraTFC(障害者陸上教室)」開催のお知らせ
日時:
7月18日(日)9:30~12:30
場所:
新潟医療福祉大学 陸上競技場
※新型コロナ感染予防対策として、参加・見学には事前登録が必要となります。取材をご希望の方は、事前に本学までお問い合わせください。
※髙橋講師も参加します
>>義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/at/
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http://nuhw.blog-niigata.net/at/