2020年12月12日~13日に行われた第10回日本リハビリテーション栄養学会において、井上達朗講師(理学療法学科/運動生理Lab/運動機能医科学研究所)が発表した2演題が優秀演題に選出されました。
【演題名】
高齢脳卒中患者におけるAWGS 2019推奨の下腿周径カットオフ値の妥当性の検討
【演者】
井上達朗、前田圭介、清水昭雄、永野彩乃、上島順子、佐藤圭佑、室谷健太
【概要】
回復期リハビリテーション病棟に入院した256名の高齢脳卒中患者において、AWGSが推奨している下腿周径カットオフ値は、男女共に十分な感度を有しており、サルコペニアのスクリーニングとして妥当であることを明らかにしました。
一方で、性別によってスクリーニングリーニング能力が異なり、女性では34cmの方が効率的にサルコペニアをスクリーニングできることが分かりました。
なお、本研究は国際誌に掲載されております。
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https://www.nuhw.ac.jp/topics/public/detail/insertNumber/3189/
【演題名】
高齢胃がん患者における術前Body Mass Indexが術後日常生活動作能力、合併症及び在院日数に与える影響
【演者】
井上達朗、若林秀隆、前田圭介、百崎良
【概要】
根治的胃切除を行った1,000名以上の高齢胃がん患者を対象として、術前のBMIが術後の日常生活動作能力、合併症発症、在院日数に与える影響を検討した結果、低BMIは日常生活動作能力に負の影響を与えており、肥満は合併症発症及び在院日数延長に影響を与えていることが明らかになりました。
術前を含む周術期の栄養療法、運動療法の重要性を示唆した結果となりました。
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http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/
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