2025年1月25日（土）～26日に沖縄県那覇市で開催された第31回糖尿病眼学会総会で、視機能科学科6期生の松井 千洋(まつい ちひろ)さん(福井大学医学部附属病院眼科勤務)がメディカルスタッフ奨励賞を受賞しました。

演題名は「糖尿病患者に対するロービジョンケアの最適化への試み」です。
この演題は、糖尿病の眼合併症に着目し、ロービジョンケアについての検討を行ったものです。ロービジョンとは、完全な全盲でなくとも、視力や視野の障害によって社会生活に困難を抱えている方を指します。視能訓練士や医師、看護師、歩行訓練士など、様々な専門性を備えた多職種が連携し、視覚的な困難を抱えた方の支援を行います。糖尿病は、早期から患者さんのライフスタイルに合ったケアが必要になります。医療者が見えにくさに対しての視覚的な支援が行えるようなケアフローチャートを作成しました。

左: 福井大学病院眼科准教授　高村 佳弘先生
右: 福井大学病院眼科視能訓練士 松井千洋さん

発表スライドから一部抜粋

～～～受賞した松井さんのコメントです。～～～
在学中は、UROP(プロジェクト研究演習)や卒業研究で研究の面白さを学んだことで、研究にも関われる大学病院に就職しました。今回の受賞で、視能訓練士としてのやりがいを益々、感じています。今後も視能訓練士としてロービジョンケアに参加し、患者さんのQOL向上に向けた取り組みを行っていきたいです。

＞視機能科学科のHPはこちら
＞視機能科学科のInstagramはこちら