新潟医療福祉大学診療放射線学科郡倫一講師が、撮像されたCT画像に含まれる異常所見を発見する際に，臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら，画像を確認することで，異常所見の発見率が向上することを明らかにしました。また、本研究成果は、2025年1月16日にRadiological Physics and Technologyの電子ジャーナルで公開されました。

◆研究概要
本研究では，撮像されたCT画像に含まれる異常所見を発見する際に，臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら，画像を確認することで，異常所見の発見率が向上することを明らかにしました。本研究成果は、2025年1月16日にRadiological Physics and Technologyの電子ジャーナルで公開されました。

◆研究成果
本研究は臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら，画像を確認することで，診療放射線技師による異常所見の発見率を向上することが可能であることを明らかにしました。

◆研究者コメント・将来的な活用
画像所見の見落としを減少させる目的で，診療放射線技師が異常所見を発見した場合，臨床医に報告することが義務付けられた。本研究は臨床症状や血液データなどのカルテ情報を参照しながら，画像を確認することで，診療放射線技師による異常所見の発見率を向上することが可能であることを明らかにしました。本研究により，画像所見の見落としを減少させることが可能になり，救命率の向上や患者の予後改善が期待されます。

◆原論文情報
Koori N, Kato T, Yamamoto S, Yasui M, Kurata K, Hasegawa T, Nishikawa F, Sugiyama M, Ishiguro R, Takamatsu Y, Higuchi M, Kobayashi H, Nakane H, Fuse H, Sasaki K, Miyakawa S, Yasue K, Takahashi M, Nosaka N. Influence of obtaining medical records and laboratory data on the sensitivity of diagnostic imaging assessment by radiological technologists. Radiol Phys Technol. 2025 Jan 16. doi: 10.1007/s12194-025-00880-8.　 [in press]

◆問い合わせ
新潟医療福祉大学　入試広報部広報課（担当：伊藤）
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