弱視を早期に発見し、治療につなげるためには、3歳児健診だけでなく、その後も年に1回の視覚健診が推奨されています。
魚沼市の清心こども園では、2017年度から毎年視覚健診を実施しています。この8年間で、視機能科学科の1期生から10期生まで、合計25名の学生が健診をサポートしてきました。園長先生の「子どもの目の健康を大切にしたい」という思いを受け止め、学生たちは問診、屈折検査、視力検査を心を込めてお手伝いしています。
今年度の健診は、2024年12月13日(金)に行われ、視機能科学科2年生3名が参加しました。教員の指導のもと、園児の誘導や視力検査の説明、そして検査の実施を担当し、スムーズに健診を進めることができました。
この視覚健診は、 将来、視能訓練士として働く学生たちにとって実践力を磨く活動となっています。
清心保育園では現在、看護学科の2020年度卒業生が看護師として勤務され活躍しています。
-------参加した学生さんの声-----------------------------
はじめは緊張しましたが、時間が経過すると慣れてきて園児から話しかけられて緊張がほぐれました。
子どもの眼の健康に興味があり参加しました。普段、子どもと接する機会がないので貴重な体験でした。
大学で学んでいることを実践できる場があってうれしいです。来年も参加したいです。
---------------------------------------------------------------
視能訓練士の活躍が期待されています。
視能訓練士は、子どもの目の健康を守るために重要な役割を担っています。
2023年、日本眼科啓発会議は、子どもの視力が健康に成長するよう願いを込めて、6月10日を「こどもの目の日」として制定しました。
視能訓練士は、3歳児健診での視覚検査や近視の実態調査に関わり、「弱視」の早期発見や治療、近視の予防活動にも力を入れています。
子どもたちの視力の発達をサポートし、一生の健康な視力を保つために、目の健康について一緒に考え、活動していきましょう!
---------------------------------------------------------------