子どもが安心して過ごせる環境づくり
社会福祉学科
片山 咲
卒業年 |
:2024年 |
出身高校 |
:新潟県・新潟商業高校 |
勤務先 |
:聖園ベビーホーム |
職種・職位・資格 |
:児童指導員 |
乳児院に入所している子ども(0才~3才)の養育を行います。日課を一緒に過ごすため、子どもたちと一緒に食事や散歩、入浴をしたり授乳やオムツ替えなどを行います。子どもの発育を促せるように遊びを考えたり、子どもが安心して過ごせるような環境を整えることも児童指導員の役割です。
子ども一人ひとりと深く関われること、職員がチームとなり子どもたちの支援にあたることがこの仕事の魅力です。
- 現在の職種・業種を志したきっかけは何ですか?
- 幼い頃から母親の影響で保育士を目指していましたが、乳児院で実習を行い、様々な事情で家庭で育てることが難しい子ども、子育て家庭の力になりたいと思い乳児院で働くことを目指しました。子ども一人ひとりと深く関われること、職員がチームとなり子どもたちの支援にあたることを魅力に感じました。
- 仕事のやりがいは何ですか?
- 日課を子どもたちと共に行い、深く関わっていくので子どもの成長を感じられたり、愛着関係を築くことができたことを実感できたとき、とてもやりがいを感じます。乳幼児は発達により毎日変化します。保護者の代わりになるため、寝返りや発語、歩行など毎日の成長を近くで見れることや、子どもが自ら来てくれたり、名前を呼べるようになったりすると充足感を得ることができます。
- 本学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
- 3年次の社会福祉援助実習は職業選択の大きなきっかけになり、現在もその経験が仕事に活かされています。実習前までは、子どもに携わる仕事がしたいと思っていましたが、具体的にイメージできず進路を迷っていました。ですが、実習を経験したことにより、講義で学んでいた児童虐待や子育ての難しさを現場で学ぶことができ、乳児院での働きが子どもたちの成長と発達に寄与する意義のある仕事であることを強く感じました。
また、社会福祉学科では、高齢・障害・子どもの幅広い分野を学ぶことが出来ますが、その中でも子どもに重点をおいた児童厚生一級指導員の資格取得コースのカリキュラムは実践的なことも多く役立っています。現在関わっている乳児院に入所している子どもよりも年齢が高い子どもを対象とした授業でしたが、遊びの提案や児童館での実習経験は子どもたちとの関わり方の引き出しを増やしてくれる、実になる時間だったと思います。