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【言語聴覚学科】多施設共同研究により,次世代型ASSRの2機種の比較検討に関する研究/千葉講師らの共同研究グループの論文が『Audiology Japan』に掲載

2024.11.04 研究情報

この度、学校法人新潟総合学園新潟医療福祉大学言語聴覚学科の千葉講師らの共同研究グループの論文が『Audiology Japan』に掲載されました。

研究の概要
聴力を最も正確に測定できる検査は聴力検査ですが、「聴こえたらボタンを押す」という学習の理解は乳幼児には難しいので用いることはできません。その代用としていくつかの検査を用いて総合的に聴力を推定しますが、その一つに聴性定常反応聴力検査(ASSR)という検査があります。この検査は音を聞いたときに発生する脳波を解析することで聴力を推定する検査ですが、機種によって反応にバラツキがあり解釈が一様ではありません。そこで、成人例を対象に2機種で測定を行い聴力検査結果とASSRの関係性や2機種の反応の特徴を比較検討し、論文にまとめました。

研究者からのコメント
医療機関において検査を場合に、測定結果から聴力を推定する際の指標として用いたり、補聴器の調整に役立てたりすることができます。

本研究のポイント
・次世代型ASSR検査機器2機種の比較検討を行った
・2機種の反応の特徴や差異に関してまとめた
・研究結果は乳幼児の聴力の推定や補聴器の調整などに役立てることが期待される

原著論文情報
千葉寛之,伊藤吏ら:聴力正常成人における次世代型ASSR検査機器の比較検討.Audiology Japan.2024;66巻(3号):260ー266.